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神戸が逆転勝利で11年ぶりの開幕連勝!!途中出場の都倉が決勝点

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[3.17 J1第2節 神戸2-1札幌 ホームズ]

 ヴィッセル神戸はホーム開幕戦を迎え、今季4年ぶりのJ1復帰を果たしたコンサドーレ札幌と対戦した。先制点を奪われるも、DF近藤岳登のゴールで同点に追いつくと、後半38分には途中出場のFW都倉賢が逆転弾。2-1の勝利を飾り、開幕戦・G大阪戦(3-2)に続いての連勝を飾った。神戸の開幕連勝は11年ぶりのことになる。一方の札幌は2戦勝ちなし(1分1敗)で、勝利はお預けとなってしまった。

 神戸は開幕戦のG大阪戦(3-2)から先発は入れ替えず。対する札幌も開幕・磐田戦(0-0)と先発は変えずに試合に臨んだ。前半7分、早くも試合が動く。DF岩沼俊介の左クロスからMF内村圭宏がヘディングシュート。これはクロスバーを叩く。跳ね返りを拾った近藤がヒールで流すと、今度はDF高木純平が右サイドからミドルシュートを狙う。DFに阻まれたが、PA左でこぼれを拾ったMF山本真希が冷静に右足を振りぬいた。放たれたグラウンダーのボールはゴール右隅へ吸い込まれ、札幌が先制に成功した。

 しかし、開幕連勝を狙う神戸もすかさず追いつく。前半22分、左サイドスローインからボールをつなぎ、MF田中英雄がドリブルで中央から持ち込むと横パス。これを受けた近藤がPA外右から左足でミドルシュートを決めてみせた。その後はスコアは動かず。1-1で前半を折り返した。

 その後、試合はこう着する。しかし後半14分に神戸はFW森岡亮太に代えて、都倉を投入。この交代が功を奏した。都倉が豊富な運動量で前線でボールを追いかけまわし、攻撃では的になるとチャンスを演出する。すると後半37分には神戸がチャンスを迎える。中央でボールをキープしたFW大久保嘉人が前を向くと左サイドへ展開。抜け出したDF相馬崇人のダイレクトの左クロスにニアサイドへ飛び込んだ都倉がおとりとなり、ファーサイドでフリーの田中が合わせたが、シュートはサイドネットへ外れた。勝ち越しゴールが奪えない。

 しかし1分後の後半38分、近藤のパスを受けた大久保が右サイドでDF2枚を引きつけて、ボールキープ。走り込んだ近藤へ絶妙なパスを入れる。これに抜け出した近藤が右クロス。DFに当たったボールはファーサイドへ流れるも、詰めていた都倉が右足でシュートを決めた。そのまま逃げ切った神戸が2-1の勝利。開幕連勝を果たした。

 試合後、途中出場で決勝点を決めた都倉は「交代で出たら、戦う準備はできていたので。今週は練習からいい準備ができていて、監督がそれを見て、早い時間に使ってくれた。そういう期待にも応えたかった」とコメント。「昨年は試合に出れずに悔しい時期があったので、きょうはホームで決めることができてよかった」と今季初ゴールに清々しい表情をみせた。

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