[3.17 J2第3節 甲府2-1愛媛 中銀スタ]

　ヴァンフォーレ甲府がホームで愛媛FCに2-1で勝利し、開幕3連勝を飾った。FWダヴィが3戦連発となる2得点の活躍。昨季はコンディションが整わず本来の動きをみせることができなかったダヴィだが、今季は開幕から3戦5得点と完全復活をみせている。

　前半終了間際の45分、MF堀米勇輝の縦パスに抜け出したFW高崎寛之がPA内右で倒され、PKを獲得。これをダヴィが落ち着いて決め、甲府が先制に成功した。さらに後半1分には追加点。高崎の左クロスをゴール前へ詰めていたMF柏好文が右へ流す。最後はダヴィが左足シュートを決め、甲府が2-0と差を広げた。

　後半3分にはクリアボールを拾われ、MF大山俊輔に豪快なダイレクトボレーを許す。グラウンダーのシュートはゴール右へ決まり、2-1に詰め寄られた。それでも逃げ切った甲府が勝利。開幕3連勝を飾り、1年でのJ1復帰をめざすシーズン。開幕ダッシュに成功した。

　試合後、全得点に絡んだ高崎は「自分では点を取れなかったが、その分走ろうと思って、最後まで走り切りました」とコメント。この日が自身の誕生日ということもあり、ゴールを狙っていたようだが、自らが獲得したPKのシーンについては「ダヴィがボールを持ってっちゃったので」と苦笑い。「試合前は(ダヴィが)アシストしてくれるって言ってたんですけどね。でも勝てて良かったです」と言うと笑顔を弾けさせた。