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新潟が今季公式戦初勝利!!アラン・ミネイロの来日初ゴール守りきり、札幌下す

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[3.20 ナビスコ杯B組第1節 札幌0-1新潟 札幌ド]

 20周年を迎えたナビスコ杯が20日に開幕し、各地でグループリーグの第1節が行われた。B組のアルビレックス新潟は敵地でコンサドーレ札幌と対戦。前半38分にMFアラン・ミネイロが決めた来日初ゴールを守りきり、1-0で勝利した。2012シーズン開幕から公式戦連敗中だった新潟にとっては、今季初白星。一方の札幌は公式戦3戦勝ちなし(1分2敗)となってしまった。第2節は4月4日に行われ、新潟は清水と対戦。札幌は横浜FMと戦う。

 今季公式戦2戦勝ちなし(1分1敗)の札幌は、3日前に行われたJ1第2節の神戸戦(1-2)から先発を全員入れ替えた。GK杉山哲やDF岡山一成らベテラン勢に加え、MF前貴之やDF櫛引一紀ら若手が先発した。一方の新潟は今季公式戦連敗中。J1第2節の大宮戦(1-2)から先発3選手を変更。FW矢野貴章がベンチスタートとなり、FW平井将生が先発したほか、最終ラインではU-23日本代表DF鈴木大輔に代わって、DF石川直樹。また前節は途中出場だったMF小谷野顕治が先発した。

 立ち上がりから札幌が積極的にシュートを狙い、試合の主導権を握る。MF三上陽輔や前がフリーとみれば、すかさずミドルシュートを放っていく。しかしシュート精度を欠き、得点にはつながらない。対する新潟はなかなかシュートまで持ち込めず。それでも前半15分にようやくファーストシュートを放った。右サイドを攻め上がった小谷野がクロス。ニアサイドでフリーの平井が頭で合わせるも、GKに止められた。
 
 前半21分には札幌がチャンスを演出。右サイドからMF宮澤裕樹がドリブルで仕掛ける。パスを受けたMF荒野拓馬がヒールでPA内へ流し、宮澤が放ったシュートはDFに阻まれる。しかし、こぼれを拾った前がミドルシュート。これはGK小澤英明に止められた。その後もスコアは動かずに時間は過ぎる。

 しかし前半38分、中央でボールを奪った新潟が波状攻撃で攻め込む。MFアラン・ミネイロがFWブルーノ・ロペスとのパス交換から中央へ切れ込んだ。PA手前でMF菊池直哉とパスをつなぎ、個人技で中央突破。櫛引の股間を抜くと、最後は正面から左足シュートを流し込んだ。新潟が数少ないチャンスをものにして、アラン・ミネイロの来日初ゴールで先制に成功した。新潟リードの1-0で前半を折り返した。

 1点を追う札幌は後半13分に荒野に代えて、FW榊翔太を投入。新潟は同15分にブルーノに代え、矢野をピッチへ送った。直後の18分には札幌がチャンスメイク。左サイドから攻め込むと、榊とFWキリノがゴール前へ詰める。しかしDF大井健太郎にクリアされた。なんとか1点を返したい札幌は、後半21分にはFW大島秀夫に代えて、FW前田俊介をピッチへ送り出した。1点を守り切りたい新潟は、石川に代えてCB鈴木を投入した。

 その後の札幌は榊が果敢に仕掛けていく。物怖じせずに遠目の位置からミドルシュートを狙えば、後半44分にはFW近藤祐介の右クロスに合わせて、ヘディングシュート。抜群のタイミングで飛び出し、高さで約15cmも劣るDF村上佑介に競り勝ちシュートを放つ。しかし、これはクロスバー上方へ外れた。終盤にも追い上げをみせるが1点が遠く。新潟が1点を守りきり、1-0の勝利を収めた。

 試合後、決勝点を決めたアラン・ミネイロは「今までの2試合も点を取ろう、勝とうと思っていたが結果を出すことができなかった。だからきょう勝てたことは本当にうれしい」とコメント。新潟の今季初勝利、さらには自身にとっての来日初勝利を「この勝ちはただの勝ちではなく、チームに自信などいろいろなものを与えてくれる勝利だと思う」と振り返っていた。

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