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“真のホーム開幕戦”で町田が熊本撃破!

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[3.20 J2第4節 町田1-0熊本 町田]

 前節、鳥取を相手にJ初勝利を挙げたFC町田ゼルビアロアッソ熊本が、町田市立陸上競技場で対戦。町田がFW北井佑季の決勝ゴールによって1-0で勝利し、J2でのホーム初勝利を挙げた。

 第2節のホームゲームは町田市立陸上競技場の改修工事の遅れのため駒沢陸上競技場での代替開催。“真のホーム開幕戦”となった一戦で町田が勝利を収める。前半、右CKからCB田代真一が放ったヘディングシュートや右クロスにFW勝又慶典が飛び込むなどチャンスを作った。加えて町田のオズワルド・アルディレスは0-0のハーフタイムに「相手はフィジカル的に厳しく当たってくるので、それ以上にパスを回していこう」とチームを後押し。“相手のディフェンスを上回る”ために攻めた町田は後半14分、4分前に投入されたばかりのFW北井が期待に応える。

 自陣でボールを奪った町田はFW平本一樹が中盤を駆け上がり、左サイドへ開いた勝又へパス。中央へ切れ込んだ勝又がDF3人を引き付けてシュートを放つ。これはDFの足に当たったものの、こぼれ球が前方でフリーの背番号19の足元へ。北井はコントロールから豪快に左足を振りぬき、決勝ゴールをゴール右隅へ突き刺した。

 一方の熊本はFW藤本主税、FW武富孝介というキーマンになかなかボールが入らない。武富が自ら仕掛けて放ったシュートやMF養父雄仁の左足ミドルなどゴールを襲う場面はあった。どん欲にゴールへ迫ってくるFW白谷建人にも怖さはあったが、田代とDF薗田淳の両CBら安定した町田の守りを崩すことはできなかった。

 町田のアルディレス監督は試合後のインタビューで「前回はアウェーで初勝利を挙げることができて今度はホームで初勝利を挙げることができてうれしい」。そして北井は「前回初めてのホームのときは駒沢だったので、今回が最初のホームの試合ということで絶対に勝ちたいと思って戦いました。今回見たいにまた勝っていきたい」。2連敗でスタートしたJデビューシーズンの星は早くも五分。次節も勝ってJ2の台風の目となる。

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