1月のオランダ移籍後、すでに4得点を挙げているフィテッセ(オランダ)の日本代表FWハーフナー・マイク。16日のヘラクレス戦(2-0)は移籍後初めて出番がなかったが、それまでの8試合で4得点1アシストを記録し、存在感を高めている。

　出場8試合のうち先発は3試合だけで、出場時間は315分にしか満たない中、抜群の決定力を発揮。オランダでさらなる成長、飛躍を目指す194cmの大型ストライカーが、これまでのキャリア、サッカー一家の家族のこと、そして新天地での決意を語った。

★インタビューの模様は動画でもご視聴いただけます(PC版ではご視聴いただけません)

―移籍するまでにフィテッセの本拠地であるアーネムに行ったことはあったんですか?
「子供のころに一度試合を見に行ったことがあるそうなんですが、全然覚えていなくて……。ユニフォームも買ったんですけど、今はどこにいったか分からないです(笑)」

―ドイツでプレーしている日本人選手も多いですが、はじめからオランダがいいと思ったんですか?
「一番最初にオファーをくれたのがフィテッセでしたし、試合に出られないと意味がないという気持ちが強かったですね。フィテッセは自分を必要としているというのがすごく伝わってきたので」

―これまでの経歴を見ても、試合に出ることをまず優先してきたということですか?
「実戦で出ないと絶対成長できないと思いますし、特に自分はそういうタイプなのかなと。(最初にプロになった)横浜FMで試合に出られなくて、いろんなチームにレンタル移籍して、そこでスタメンで出るようになって成長してきたので。試合に出ることが、自分にとっては一番のプラスになるのかなと思ってます」

―同じ理由でフィテッセを選んだ。
「もちろん競争もあると思いますけど、自分を必要としてくれているというのが本当に伝わってきましたし、しっかりそれに応えられるようにしたいですね」

―横浜FMからJ2へのレンタルが続きました。
「福岡に行って、一度戻ってきたけど、全然ダメで。すぐに鳥栖に行って。そこからですね、ぽんぽんと上がっていったのは」

―鳥栖が転換点?
「あそこがなかったら、サッカーを辞めていたかもしれないですし、今の自分はないですね。本当に鳥栖に感謝です」

―昨年5月に結婚。8月には第一子も誕生しました。
「女の子なんですけど、1日中べったりくっ付いてます(笑)」

―家族の存在もサッカーの力になりましたか?
「調子が悪いときも、家に帰ったら支えてくれる人がいるというのは大きいですね。子供にも癒されますし、落ち込んでるときは半端ないです(笑)」

―自分自身はどんな子供だったんですか?
「ずっと外にいて、家になかなか帰ってこない感じでしたね。雨の日もずっと外で遊んでいて。本当に無尽蔵でした。ずっと走れていた気がします。今じゃまったく走れないですけど。むしろ走るのが嫌いみたいな(笑)」

―子供のころはどんな選手だったんですか?
「小学校のときはスピードスターでしたね。足が速くて。そのあと、どんどん遅くなっていったんです。中学校のときに急に体が大きくなって、筋肉が付いてこなくて。自分の走る映像を見るのが恥ずかしかったですね。ミーティングとかでみんなが笑うんですよ」

―それで別のストロングポイントを見つけるようになった?
「身長が武器になって、ヘディングが最大の特長になって。そこからですね」

―身長は子供のころから高かったんですか?
「高かったですね。小6で170cmあったので」

―ずっとFWですか?
「そうですね。小さいときからボールをネットに叩き込むのが好きだったんです」

―弟さん(ハーフナー・ニッキ=名古屋U18)はDFですよね?
「親父(ハーフナー・ディド現清水コーチ)がGKだったので、親父に向かってシュートを打っていたんです。それで弟が生まれて、俺がずっとボールを持っているから、弟が自然と守備をするようになって(笑)」

―もし次に男の子が生まれて、MFをやってもらったら家族ですべてのポジションがそろいますね。
「それもおもしろいですね。男の子、ほしいですね。娘も半端なくかわいいですけど」

―なでしこ人気もありますが、娘さんにもサッカーをやってほしいですか?
「絶対にサッカーはやらせないですね(笑)」

―何になってほしいですか?
「親バカになっちゃいますけど、モデルですかね。まあ、サッカー選手には引っかかってほしくないですね(笑)」

―サッカー選手と結婚するのはダメ?
「いやあ……。まあ、いいですけど(苦笑)」

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(協力　ハーフナーマイクTV powered by みんなの放送)

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