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名古屋は金崎&ケネディ弾で公式戦3試合ぶり勝利、新潟は開幕3連敗

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[3.25 J1第3節 名古屋2-1新潟 瑞穂陸]

 J1第3節は25日、残り2試合を行い、名古屋グランパスがホームでアルビレックス新潟に2-1で競り勝った。MF金崎夢生のゴールで先制すると、FWケネディが公式戦2戦連発の追加点。公式戦3試合ぶりの勝利で今季リーグ戦2勝目を挙げた。新潟は20日のナビスコ杯・札幌戦(1-0)で今季公式戦初勝利を挙げていたが、リーグ戦はこれで開幕から3連敗となった。

 MFダニルソンを出場停止で欠く名古屋は負傷明けのMF藤本淳吾が公式戦3試合ぶりに先発復帰。新潟はFW平井将生がナビスコ杯・札幌戦に続いて公式戦2試合連続で先発し、リーグ戦は移籍後初先発となった。

 前半10分、新潟は平井のミドルシュートがクロスバーを直撃すると、同22分には名古屋もFW永井謙佑のスルーパスからFW玉田圭司がつぶれ、こぼれ球に反応した金崎のシュートがポストを弾く。互いに決定的な場面をつくると、徐々に新潟が流れを引き寄せたが、前半27分のMF小谷野顕治のシュートはGK楢崎正剛の好セーブに阻まれた。

 0-0で折り返した後半立ち上がりに試合は動く。後半4分、名古屋は高い位置でケネディがプレッシャーをかけると、こぼれ球を拾った金崎がそのままドリブルで持ち込み、右足でゴールに流し込んだ。「ジョシュアがボールを奪って、うまく最後は決められてよかった」。7日のACL城南一和(2-2)でもゴールを決めている金崎だが、リーグ戦では2年ぶりのゴール。「ACLでもJリーグでも、なかなかチームとして結果が出てなくて、チームとしてこの一戦に懸ける気持ちが強かった」と、試合の流れを大きく引き寄せる先制点に胸を張った。

 1点ビハインドとなった新潟は後半19分にMF本間勲に代えてFW矢野貴章を投入。3トップにシステムを変更して反撃に出た。同21分にはMFアラン・ミネイロのミドルシュートがDFに当たったこぼれ球をFWブルーノ・ロペスが左足でシュート。ボールはGK楢崎の頭上を越えたが、カバーに入っていたDF田中マルクス闘莉王がクリアした。

 絶好の同点機を生かせなかった新潟は直後に決定的な2失点目を喫した。後半22分、名古屋は左サイドから仕掛けた玉田のクロスをケネディが打点の高いヘディングで合わせ、2-0と突き放した。新潟は後半ロスタイムにDF阿部翔平のミスを突いたブルーノ・ロペスが意地の1点を返したが、1-2の敗戦。悪夢の開幕3連敗となった。

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