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[EL]内田が同点アシストも…シャルケは4失点完敗でホームでの第1戦を落とす

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 ヨーロッパリーグ(EL)は29日、準々決勝第1戦を行い、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケ04(ドイツ)はホームでビルバオ(スペイン)と対戦し、2-4で敗れた。右SBで公式戦6試合連続のフル出場を果たした内田は0-1の前半22分にFWラウルの同点ゴールをアシスト。一時は逆転に成功したシャルケだが、再逆転を許し、ホームでの第1戦で痛い敗戦を喫した。第2戦は4月5日にビルバオのホームで行われる。

 決勝トーナメント2回戦でマンチェスター・Uを破り、ベスト8に駒を進めてきたビエルサ監督率いるビルバオ。高い位置からのプレッシャーと素早い攻守の切り替え、そして最後まで落ちない運動量からのパスワークでシャルケを翻弄し、敵地で先勝した。

 前半20分、ビルバオは右サイドを抜け出したMFデ・マルコスの折り返しをMFスサエタがシュート。GKがこぼしたボールにFWジョレンテが詰めると、内田も必死に食いついたが、ジョレンテが一歩早く追いつき、先制点を奪った。

 アウェーゴールとなる痛い先制点を許したシャルケは直後に内田のプレーから同点に追いついた。前半22分、右サイドのスローインから内田がMFファルファンに当てると、素早くスペースに走り込み、リターンパスを受ける。ニアへのグラウンダーのクロスをラウルが左足つま先で流し込んだ。

 27日に24歳の誕生日を迎えたばかりの内田のEL初アシスト、今季公式戦3つ目のアシストで試合を振り出しに戻したシャルケだったが、GKヒルデブラントがハーフタイムに負傷交代を余儀なくされ、今季公式戦初出場となるGKショバーを投入する苦しい展開となった。

 後半10分にMFホルトビーとMFフラドを同時投入し、交代枠をすべて使い切ると、同14分にラウルがエリア外から豪快な左足ボレーを叩き込み、2-1。エースの2発で逆転に成功し、勢い付いたが、3点目を取れず、終盤は反撃を強めるビルバオの攻勢にさらされた。

 後半28分、CKからジョレンテにヘディングシュートを叩き込まれ、2-2。同36分にはスサエタのシュートをGKが前にこぼしてしまい、デ・マルコスに勝ち越しゴールを決められた。後半ロスタイムにもダメ押しの4失点目を喫したシャルケ。アウェーゴール4点を献上し、ホームでの第1戦を2-4で落とす厳しい結果となった。


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