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栃木は終了間際、途中出場サビアの劇的弾で千葉に勝利

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[4.1 J2第6節 栃木2-1千葉 栃木グ]

 栃木SCが終了間際の劇的弾でジェフユナイテッド千葉に2-1で勝利した。1-1で迎えたロスタイム3分に途中出場のFWサビアが劇的弾。3戦ぶりの勝利を手にした栃木は4戦負けなし(2勝2分)となった。一方の千葉はここ3戦負けなし(2勝1分)だったが、4戦ぶりの黒星を喫した。

 前半18分、早くも千葉が先制に成功した。右サイドから仕掛けたMFレジナルドが右クロス。ファーサイドに飛び込んだFW藤田祥史が身体ごと押し込み、千葉が先制に成功した。ここ3戦負けなし(2勝1分)の勢いは衰えず。チャンスをものにし、リードを奪った。

 しかし直後の前半21分、栃木がセットプレーから追いついてみせる。左サイドからMF菊岡拓朗のFK。ニアサイドのMFチャ・ヨンファンがヘディングシュート。DF大和田真史とともに飛び込んでの2人のシュートがゴールネットを揺らした。1-1と試合は振り出しに戻された。

 前半31分には栃木をアクシデントが襲った。大和田が負傷交代。この日のベンチにはDF登録の選手が一人も入っていなかったため、急きょMF小野寺達也を投入。チャ・ヨンファンがCBを務め、小野寺はボランチに入った。その後、スコアは動かずに1-1で前半を折り返した。

 後半に入ると、なかなかゴールは生まれない。千葉は後半23分にはFW深井正樹に代えて、FW荒田智之をピッチへ送る。対する栃木はFW廣瀬浩二に代えて、サビアを投入した。この采配が功を奏したのは栃木だった。終了間際の後半ロスタイム3分、後方からチャ・ヨンファンのFKをファーサイドのFW棗佑喜が頭で落とす。最後はこぼれたボールをサビアが胸トラップから右足シュートで決めた。2-1で試合は終了。栃木が勝利した。

 試合後、ホーム初勝利を挙げた栃木の松田浩監督は「結果はどちらに転ぶかわからない試合でしたけど、最終的には選手に頑張りとサポーターの皆さんの応援のおかげです」と試合を振り返った。

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