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石毛や白崎、若手躍動の清水が小林弾で新潟に勝利

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[4.4 ナビスコ杯第2節 清水1-0新潟 アウスタ]

 若手主体の清水エスパルスはホームでアルビレックス新潟と対戦し、MF小林大悟のゴールで1-0で勝利した。直近のリーグ戦・札幌戦(1-0)に続いて、今季初の公式戦連勝を飾った。一方の新潟は、公式戦3戦未勝利(1分2敗)。今季のリーグ戦では未だに勝ちがなく、唯一白星を手にしているナビスコ杯で連勝を狙ったがゴールは遠かった。

 清水は若手主体のメンバーで試合に臨んだ。直近のリーグ戦から9人を変更し、DFカルフィン・ヨン・アピンと河井陽介のみが変わらずに先発した。ルーキーFW白崎凌兵やDF犬飼智也、プロ契約したばかりの高校生MF石毛秀樹が先発。大卒ルーキーの河井は中盤ではなく、SBでプレーした。対する新潟は直近のリーグ戦から先発を4人変更。昨年8月末に右ひざ前十字靭帯損傷の大けがを負い、長期離脱中だったGK東口順昭が約7か月ぶりに先発復帰したほか、左SBではDF菊地直哉が先発した。また2トップはFW矢野貴章とFW平井将生が組んだ。

 立ち上がり早くに試合は動く。前半15分、左サイドで攻め込んだ河井のパスから白崎、MF枝村匠馬とつなぎ、PA内へ進入。相手DFに阻まれるも、ゴール正面でこぼれを拾った枝村が石毛へパス。石毛のシュートはミートせずにこぼれるが、拾った小林が冷静に流し込み、清水が先制に成功した。

 前半29分には新潟がチャンスメイク。矢野のパスをMF金永根が落とすと最後は走り込んだMF三門雄大がミドルシュート。これはポスト右へ外れていった。その後は清水の若手が躍動。同31分に石毛がミドルシュートを放てば、同38分には白崎が個人技で魅せる。バイタルでボールを奪うと、ステップでDFをかわし、ミドルシュート。惜しくも枠を外れた。前半を清水リードの1-0で折り返す。

 なんとか追いつきたい新潟は後半開始と同時に2枚の交代カードを切る。DF村上佑介に代えて、MF田中亜土夢、矢野に代えてルーキーFW鈴木武蔵をピッチへ送った。しかし、その後もPA内へ入ることができずにチャンスはつくれない。

 対する清水は後半に入っても攻撃の勢いは衰えず。攻め上がった石毛が右サイドゴールライン際からクロス。ファーサイドの白崎が頭で合わせるもクロスバー上方へ外れた。後半31分には白崎に代わって、FWジミー・フランサが出場。同41分にはフランサのパスから右サイドへ抜け出た小林がシュート。これはGK東口に止められた。

 新潟は後半33分に金に代わり、FWブルーノ・ロペスをピッチへ送る。終了間際の43分には、PA内で仕掛けたミネイロがラストパス。ブルーノがPA右からシュートを放つが、GK山本海人に阻まれた。新潟は最後まで1点が奪えず。序盤のゴールを守り切った清水が1-0で勝利を収めた。

 試合後、清水のアフシン・ゴトビ監督は「我々には素晴らしい若手がいて、日々成長しようと頑張っています」とコメント。「彼らの練習を日々見ているので、活躍にも私は驚かない」と満面の笑顔で話した。一方、新潟の黒崎久志監督は「早くサポーターの皆さんに勝利を届けられるように……」と未だ勝利のないリーグ戦での白星獲得を願っていた。

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