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日中首都対決は1-1のドロー。F東京は首位で前半戦を折り返す

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[4.4 ACL第3節 北京国安1-1F東京 北京]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第3節が4日に行われ、FC東京はアウェーで北京国安(中国)と対戦した。F東京はPKから先制点を許すが、前半終了間際にMF長谷川アーリアジャスールのミドルシュートで追いつく。後半はF東京は押し込まれる時間が続いたが、ゴールは許さず。日中の首都対決は1-1の引き分けに終わっている。

 F東京は31日のJ1広島戦(0-1)で出場停止だった長谷川がスタメンに復帰。また、FW渡邉千真も、ACL第2節の蔚山戦(2-2)以来の先発出場を果たしている。

 開始直後の前半7分、F東京はいきなりのアクシデントに見舞われる。昨年から左太もも裏に違和感を抱えていたDF加賀健一が同箇所を負傷し、ピッチを離れる。すぐにF東京は U-22韓国代表でもCBを務めるDFチャン・ヒョンスが準備をしたが、交代を認められないままプレーが続行される。そして同9分に、最終ラインをカバーしていたMF高橋秀人が、PA内でMF王長慶を倒したと判定されて、PKを与えてしまう。このPKをGK権田修一も反応したが弾き出すことはできず、北京国安に先制を許した。

 反撃に出たいF東京は前半18分、高橋のロングボールから渡邉が抜け出し、フワリとボールを浮かせたシュートを打つが、ボールは枠を外れて行った。しかし、その後はアウェーの圧倒的な雰囲気の中、北京国安の激しい守備の前に、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。逆に同27分には、セットプレーからDF徐雲龍に決定的なシュートを許すが、シュートが上に外れて事なきを得る。その後も、自陣でのつなぎのミスからDF徐明に決定的なシュートを打たれたが、これはGK権田が防いだ。

度重なるピンチを凌いだF東京は、前半44分に同点に追い付く。右サイドからのボールを中央で受けたMF石川直宏が、後方にいた長谷川に落とす。パスを受けた長谷川が左足インサイドでシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻した。

 後半、最初に好機をつかんだのもF東京だった。キックオフからわずか15秒、渡邉がゴール前に抜け出してシュートに持ち込む。同11分にも左SB太田宏介のクロスに石川が反応したが、GKに防がれる。

 徐々にボールを保持し始めた北京国安は、途中出場のFW毛剣卿が脅威となる。同33分には縦に仕掛け、チャン・ヒョンスをかわしてシュート。同37分にも強烈なシュートを放ったが、いずれも権田が守り切った。敵地で勝ち点3の欲しいF東京も、同40分にチャンスをつくる。しかし、最前線まで駆け上がったDF徳永悠平がシュートを放ったが、ボールはGKの正面に飛ぶ。

 試合はこのまま1-1で終了。また、蔚山現代(韓国)とブリスベン・ロアーの一戦が1-1のドローで終了した。この結果、勝ち点1を上積みしたF東京は、蔚山現代と勝ち点5で並んだが、得失点差+1で前半戦を首位で折り返した。対する北京国安は勝ち点2で3位。17日に行われる第4節で、今度はF東京が北京国安をホームに迎える。


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