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[MOM179]日本体育大FW渡辺亮太(4年)_元U-18代表候補の大器、1部デビュー戦で存在感

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.7 関東大学1部第1節 明治大3-3日本体育大 西が丘]

 後半ロスタイムの失点によって勝ち点3獲得は逃したが、14年ぶりに戦う関東1部初戦で日本体育大は価値あるドロー。その中で190cmFW渡辺亮太(4年=調布北高)の存在感が際立った。

 前半、日体大はスペースへ走りこむ背番号9の力強い突進が数少ない突破口だった。局面で強引に仕掛ける渡辺は堅守・明大に穴を開けて単騎でゴールへと迫っていく。また前線からアグレッシブにボールを追い続けるなど、献身的な姿勢も光った大型ストライカーの1部初ゴールは後半6分だった。MF平野又三(4年=F東京U-18)の左FKを「ニアに蹴るぞ、と言われていた。合わせて入ってよかった」と打点の高いヘディングシュート。これが貴重な勝ち越しゴールとなった。

 ダイナミックなプレーを続けていた渡辺は2-2に追いつかれた後半24分にも再びゴールをもたらす。PA手前での絶妙なターンで明大守備陣を振り切ると、直後に放った決定的な右足シュートがMF梅村徹(3年=野洲高)の勝ち越しゴールにつながった。ただ、後半40分、遅延行為で2枚目のイエローカードを受けて退場。10人となったチームは踏ん張りきることができずに引き分けに持ち込まれた。無用なカードでチームに迷惑をかけた渡辺は次戦出場停止。本人は悔しさを露わにしていたが、「点を取れるFWになる」と誓うストライカーはこれからゴールで挽回していく。

 元代表候補の大器だ。チームは2部で自身も1年生だった09年6月、日体大OBの布啓一郎監督が指揮を執っていたU-18日本代表候補メンバーに抜擢された。無名の都立校出身で当時はまだ交代出場のみだった渡辺だが、日体大のスポーツテストでハイスコアを記録。190cmの大型で魅力十分の身体能力など大きな可能性を持つ渡辺を代表チームも注目した。怪我のために合流はかなわず、代表に定着することはできなかったが、それでもこの日Jクラブのスカウト陣の前で高い実力を備えていることを示した。「明治の阪野は上手かったし見習わないといけない」とJ注目の明治大FW阪野豊史(4年=浦和ユース)のプレーに刺激を受けていた渡辺が実力を示して目標のプロへの道を切り開く。

(取材・文 吉田太郎)

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