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[Y☆voice151]三菱養和SCユースGK永井堅梧「プレミアリーグで無失点に抑えられれば、自分にとっても自信になる」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第151回目は三菱養和SCユースGK永井堅梧選手(3年)です。

 今春、ジェフユナイテッド千葉の石垣島キャンプにも参加した“街クラブの雄”の守護神。抜群のシュートセーブと一発で局面を変えるキックに注目集まるGKの今年の目標とは?(取材日:3月18日)

―きょうの試合(3月18日、青森山田戦、2-2からPK戦勝利)は入りが非常に悪かった
「きょうは試合前にみんなで話し合ってなく、入り方がバラバラで統一感がなかった。それを修正しないといけないし、3年生がピッチの中で引っ張っていかないと。最初、相手コートでやるという意識がバラバラになっていたところは、オレら3年生や自分自身が反省しなければいけない」

―完全に受けてしまった
「去年も自分たちの流れが悪くなった時にそこで何ができるかというところで簡単に失点してしまったところがあった。今年は流れが悪くても失点せずに耐えて、また自分たちの時間が絶対に来る訳ですから、耐えて点を取れるようなチームにならないといけない。今のうちに、プレミアが始まる前にみんなが悩んでくれた方が課題とかがいっぱい出ると思う。この時期にしか修正できないと思うので、一人ひとり意識を高く持ってやっていけたらいいと思います」

―ジェフへの練習参加を経験した
「ほぼ一週間行っていました。去年の夏にも2回くらい参加させてもらいましたけれど、スピードというか、基礎能力がみんなしっかりしている。それをベースにやっているので、ゲームとかも入ってみたら、全然スピードとかも違うし、練習一回一回の緊張感も凄くて。本当に濃い一週間だったし、自分としてもいい経験を積むことができてよかった」

―手ごたえはあった
「石垣島(のキャンプ)に行ったときは、やれた部分もあったし、逆にキャッチとかの部分でプロのスピードのシュートを取れなかった部分もあった。それを今、どんどん修正していかなければいけない。自分のストロングポイントはキックで、そこはある程度できたんじゃないかと思います」

―今年の養和は
「去年、最後の最後でいい経験ができて、プレミア残留できた。それを経験したオレらがいるんで、今年は一戦一戦みんなで気持ちを入れて、しっかり戦える集団になりたい。今のところはまだですけど」

―今年は技術の高い選手が多く、主導権を握ったサッカーが期待される
「去年は蹴ってばかりで全然つなげなくて、苦しんでいた部分がある。今年は練習でも蹴るんじゃなくて、つなぐ意識を持ってチャレンジしてきている。まだまだのところもあるんですけど、去年よりはポゼッションとかできている部分もありますし、去年より支配率とかでも主導権を握れてきているのではないかと思います」

―永井選手自身、昨年以上のパフォーマンスを求められると思うが
「去年、リーグで2番目に失点が多かった。失点したらGKはダメなんで、結果を残すならばゼロでやらないといけない。プレミアリーグで無失点に抑えられれば、自分にとっても自信になりますし、ボクの能力が上がっていけばチームのためにもなる。ゼロの試合をもっと増やしていければチームも勝って、残留も早く決まると思う。それが一番だし、なおかつ優勝も狙っていきたい」

―自分自身のどの部分を見てもらいたい?
「キックが一番自信というかやっていて楽しい。カウンターだったりとか、一本のパスでアシストしたい。去年は一回アシストしたんですけど、その回数もどんどん増やしていけたらいいと思っている。キックの部分を見てもらいたいと思います」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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