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[Y☆voice161]市立船橋DF種岡岐将「日本一のプレッシャーでビビッたりすることはない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第161回目は市立船橋高(千葉)DF種岡岐将選手(3年)です。
 日本一に輝いた全国選手権では全5試合で先発フル出場。堅守・市船の強固な砦の一角として相手アタッカーをねじ伏せたCBの今年の目標とは?(取材日:4月8日)

―4-0で勝った横浜FMユース戦(プリンスリーグ、4月8日)、守備陣はほぼ完璧だった
「きょうはディフェンスラインが集中していたので、攻めている時のリスク管理だけ気をつけてやっていた。後半引いてしまって、あまりボールを奪いにいけなかったので耐える時間が続いてしまった。きょうの課題はズルズル引いてしまったところだと思う」

―声も出ていたし、守備の意識もとても高かった。みんなやるべきことを理解して徹底していた
「去年ほど能力がないので、一人ひとりの役割を考えて、SHの絞込みだったりとか、トップ3枚が降りてきてディフェンスをするとか。トップのプレスバックだったりは意識が高かったと思います。ただボランチの脇締めの部分と、相手のトップが落ちるスペースができてしまっていたのでそこはちょっと苦しかったです」

―種岡選手自身もすごく自信を持ってプレーしているように見せた
「去年から出してもらっていて、プリンスリーグで厳しい戦いをしてきた。どのように守るとかはある程度できるので、自分たちでこうやろうというところを発信して、もっと守備のところでやらせないようにしたい」

―日本一を経験したプレッシャーはある?
「プレッシャーはありますけれど、逆に楽しいというか。プレッシャーでビビッたりすることはないですね。去年、あれだけ2年生でやらせてもらったので、ある程度自信になっています」

―今年1年の目標
「対人です。自分のところでしっかりと抑えるようにしたい」

―新チームになって抑えられなかったチームはある?
「サニックス(国際ユース大会、福岡)では3バックでやっていたんですけど、失点が多くて結構やられましたね。福岡はほとんど自分たちのペースでボールを持っていたんですけど、トップに枚数置いている分、一気にひっくり返るシーンがあったのでそれが今回4バックに戻して少しバランスが良くなってきました」

―今はやられる気がしない?
「SBの運動量と前の3トップがしっかりとボールを引き出せることがチームで一番大切ですね。きょうはトップがボールを引き出すところがあまりできなかったんで、ちょっとリズムができなかったです」

―もう一度全国制覇するチャンスがある
「もう一回このチャンスがあるのはウチだけなので、ものにしたいです」

―全国の学校のターゲットになっている
「福岡行ったときも周りが熱くて。本気でやってくれるのはウチにとってはありがたかったんですけど、凄かったですね」

―日本一へのライバルになりそうなチームは
「田村選手とかいなくて2-1で勝ったんですけど、四中工の個人の能力は高いです。決勝でもう1回やりたい。浅野選手にヘディングで1点やられましたけれど、一応ボクたちも抑えたので2CBが嫌だなという印象は与えられたと思います」

(取材・文 吉田太郎)


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連載:「Youth star voice」

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