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セリエA第34節2日目:好調ユーベは4発快勝で首位キープ、ミランは痛い引き分け…

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 セリエAは22日、第34節を各地で行った。首位のユベントスはホームでローマと対戦。4-0で勝利し首位をキープした。一方の2位のミランはホームでボローニャと対戦し、1-1のドローの終わった。この結果、両チームの勝ち点差は3に広がった。

 まず試合を行ったのはミラン。ホーム・サンシーロにボローニャを迎えた。ボローニャに勝って、この後試合を行うユベントスに少しでもプレッシャーを与えたいところ。しかしゲームは思わぬ展開となった。

 前半26分、中盤でMFマルク・ファン・ボメルがボールを失うとカウンターを受けてしまう。最後はFWハストン・ラミレスに決められ、ミランは1点のビハインドを背負った。

 なんとか同点に追いつこうと猛攻を見せるミラン。しかしボローニャも集中したディフェンスでミランの攻撃を跳ね返し続けた。

 このまま0-1で終わるかと思われた後半45分、エースが結果を残した。MFウルビー・エマヌエルソンの左クロスをFWイブラヒモビッチが右足で合わせて、土壇場で同点に追いついた。

 しかし、その後もミランは攻勢を仕掛けたが、逆転ゴールは生まれず。試合は1-1で終了し、ミランは勝ち点1を積み上げるにとどまった。

 ミランの結果を受けて始まった首位ユベントスのゲーム。ホームに強豪ローマを迎えたが、5連勝中と完全に勢いを取り戻したユベントスにとっては、何の問題もなかった。

 まずは前半4分、MFアルトゥーロ・ビダルが左足でゴールに流し込み先制に成功すると、その4分後にもビダルが追加点を決めて、ユベントスはあっさり2点のリードを奪う。

 試合を優位に進めるユベントスは前半29分、さらに追加点を奪う。ローマGKマールテン・ステケレンブルフが、PA内でMFクラウディオ・マルキジオを倒してしまい一発退場。FWボリーニを下げてGKジャンルカ・クルッチを投入しPKに挑んだ。キッカーはMFピルロ。一度はクルッチに止められたが、こぼれ球をピルロ自らが押し込み、リードを3点に広げた。

 後半に入ってもユベントスの攻勢は続く。すると後半7分、マルキジオがミドルシュートを叩き込み、4点差。試合を決定づけた。

 4-0でローマを下したユベントスは、これでリーグ6連勝を達成。今季の無敗記録も33に伸ばした(19勝14分け)。勝ち点も71に伸ばし、ミランとの勝ち点差を3に広げた。スクデット争いで、ユベントスが一歩前に出た。

 3位のラツィオは18位レッチェに1-1で引き分けた。この結果3位を争う戦いも混沌。それぞれの勝ち点は3位のラツィオが55、4位ウディネーゼが52、5位ナポリが51、6位に転落したローマが50、7位インテルが49で追う展開となっている。

 残留争いでは、18位レッチェがラツィオと引き分けたため、1-4でシエナに敗れた17位ジェノアとの勝ち点差をついに1とした。レッチェは6戦負けなし(2勝4分け)となっている。

 最下位チェゼーナはホームでパレルモと対戦し、2-2で引き分けた。チェゼーナの勝ち点は22。残留圏の17位ジェノアとの勝ち点差が14となり、次節にも降格が決まる可能性が出てきた。

フィオレンティーナ 0-0 インテル

ミラン 1-1 ボローニャ
[ミ]ズラタン・イブラヒモビッチ(90分)
[ボ]ハストン・ラミレス(26分)

チェゼーナ 2-2 パレルモ
[チ]マリオ・サンタナ(26分)、ビンチェンツォ・レネラ(28分)
[パ]ニコラス・ベルトロ(20分)、マティアス・シルベストレ(45分+2)

ジェノア 1-4 シエナ
[ジ]オウンゴール(79分)
[シ]フランコ・ブリエンザ2(17分、37分)、マッティア・デストロ(19分)、ルイジ・ジョルジ(49分)

ラツィオ 1-1 レッチェ
[ラ]マトゥザレム(82分)
[レ]バレリ・ボジノフ(90分+1)

ユベントス 4-0 ローマ
[ユ]アルトゥーロ・ビダル2(4分、8分)、アンドレア・ピルロ(29分)、クラウディオ・マルキジオ(52分)

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