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[C☆voice59]筑波大FW赤崎秀平「目標は年間公式戦40ゴール」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第59回は筑波大FW赤崎秀平選手(3年=佐賀東高)です。
 アマチュアサッカー界を代表する存在の逸材ストライカー。名門・筑波の前線で躍動する点取り屋は今年、どのような目標を掲げているのか。(取材日:4月21日)

―きょう赤崎選手自身は無得点だったけれど、チームは開幕3連勝といいスタートを切っている
「風間(八宏前監督)さんがシーズン前に新しい試みとして3-4-3を取り入れて。みんな最初は戸惑いというか、できていない部分が多かったんですけど、Jとかとやっていくたびに守備のやり方だったり、攻撃のテンポとかどんどん良くなってきて、最近では練習でもすごいいい感じでできていた。(風間前監督の川崎F監督就任で)ちょっとハプニングというか突然ありましたけれど」

―実際風間監督から退任を聞いた時は?
「聞いたのは(3日前の)水曜日。驚きしかなかったですね。『こんな感じで別れちゃうのかな』とボクも思いました。でも試合もあるし、プロになったらこういう状況もあるという話をコーチたちがしていた。また高いレベルで風間さんと一緒にサッカーできるように頑張ろうと今、みんなそういう気持ちになっています」

―3トップになると(サイドFWを担う)赤崎選手はゴールから離れることになる
「今シーズン、凄くいい形で点を取れたり、新しい点の取り方ができている。前節のように左足で自分の角度をもてたり、幅を広げるためには今は(3トップのワイドも)ありなのかなと思っています」

―肩の脱臼の具合は
「『外れたら、また入れればいいじゃん』と言われています。気にしながら、テーピングしながらなんですけど、プロでも癖持ちながらやっている人はいる。(全日本)選抜休んでからは一度も外れていないですね」

―今年はどのようなシーズンに
「今年は個人としては得点王になるのは当然というか、義務に近いくらいのものに感じている。あとは瀬沼(優司=4年)君と今年最後なので、瀬沼君から盗めるものはどんどん盗んでいきたい。あと、天皇杯でフロンターレとやりたいという新しい目標ができたので、達成したいと思います」

―昨年の天皇杯では鹿島相手に出来た部分があった一方で、チームとしてできない部分もあった
「自分たちがボールを持っているときは相手が何もできないというか、相手に何もさせないという自分たちの思い通りにできていたと思います。どれだけそのボールを持てる時間を増やすかというのはこれからの課題だし、ボールを持っていないときにいかに早く自分たちのボールにするかも重要。今はディフェンスが前から、前からいってコースを限定して奪うことができている。実際、シーズン前もJに通用したというか、普通に勝ったりもしていたので、去年よりは手ごたえがあります」

―今年は変なボールの取られ方をしない印象だが
「奪われないですよね。後ろでマズい奪われ方とかないし、みんなボールを持って前を向ける」

―赤崎選手自身がステップアップするための課題として取り組んでいるのは
「(大学サッカーで)2年やってきて、できている部分と、入る前に掲げていたものにまだ足りていない面もある。もっとボールに絡みながら、きょうもシュートが少なかったと思うし、毎試合毎試合で絶対的な仕事ができるようになりたいです」

―今、一番自信をもっている部分は
「背後を取る動きとかは相手もついてこれていないなという感じを受けていますし、相手の勢いを活かして逆を取るというプレーをできていると思います。あと1年の頃に比べると足元もついてきて、思い通りのことができてきていると感じています」

―最後に目標を
「トミくん(早稲田大FW富山貴光)が(リーグ戦ゴール数を)20って言っていましたよね。自分は年間公式戦40ゴールを狙います」

(取材・文 吉田太郎)

連載:「College star voice」

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