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大分が高松の2戦連発弾で勝利。京都はホーム初黒星

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[4.27 J2第10節 京都1-2大分 西京極]

 J2は27日、第10節を行い、京都サンガF.C.はホームに大分トリニータを迎えた。前節、横浜FC戦(1-2)に敗れて連勝が4で止まった京都にとっては仕切り直しの一戦。対する大分は、前節・富山戦(3-2)で3試合ぶりに勝利を挙げている。その勢いのまま、大分が立ち上がりに2点を挙げた。その後、京都も人数をかけて攻めるが、大分の5バック気味になった守備の前に、得点は挙げられない。それでも後半19分、FW原一樹の4試合連続となるゴールで1点を返すと、その後も試合の主導権を握った。しかし、追加点は挙げられず。今シーズン、ホームで無敗を維持してきた京都だったが、1-2で敗れてホーム初黒星を喫した。

 開始早々から試合が動く。前半10分、FW森島康仁の柔らかいパスを受けたFW高松大樹が2試合連続となるゴールを決めて、アウェーの大分が先制する。さらに同12分にもDF石神直哉のFKにFW三平和司が合わせて、大分が一気にリードを広げた。

 2点を失ってようやく目の覚めた京都は、ボールを回しながら大分守備の隙を探していく。同17分には最終ラインの裏を抜け出し、MF安藤淳のロングボールからFW宮吉拓実がシュートを放ったが、惜しくもゴールを上に外れて行く。

 大分も前半21分、再び森島のパスから高松がGKと1対1になるチャンスを得る。しかし、高松のシュートはGK水谷雄一がストップ。その後は細かくパスを回す京都が大分ゴールに迫ったが、得点はできないまま前半を折り返す。

 後半に入っても、京都がボールを支配するが、大分もカウンターから得点を狙う。後半開始早々、スローインから高松が森島にパスを出したが、浮き球を送った高松に対し、ゴール前のスペースで受けたがった森島の意図が合わず、得点にはつながらなかった。

 同点にしたい京都も後半11分、ゴール前に入れたFKをDFがクリアする。このボールをMF工藤浩平がトラップしてシュートを打ったが、ボールは惜しくも上に外れて行った。その1分後にも、左サイドからDF福村貴幸のクロスを大分DFがクリアしたところにMF中村充孝が合わせたが、シュートは左に外れて行った。

 それでも攻め続ける京都は同19、PA内で宮吉がボールをキープする。そこから左に展開したボールを受けたのは、今季初先発のFW原一樹。しっかりとボールをコントロールしてから左足を振り抜いて1点を返した。さらに京都は同31分に宮吉を下げて、FW久保裕也をピッチに投入する。同36にはDFチャン・ウヨンが強烈なシュートを放つが、GK清水圭介がファインプレーを見せて同点ゴールを許さない。

 このまま京都の攻撃を凌いだ大分。アウェーで富山、京都を下して連勝を飾り、勝ち点を19に伸ばしている。2戦連発で勝利を呼び込んだ高松は「アウェーで連勝できたことは大きい。ホームに帰ってからも良い準備をして、連勝を続けたい」と、3日後に行われる次節・熊本戦に向けて気持ちを切り替えた。

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