beacon

遠藤3戦連発&興梠は4戦連発、大迫が2ゴール!!鹿島がG大阪に5発完勝で3連勝

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.28 J1第8節 鹿島5-0G大阪 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームでガンバ大阪と対戦し、5-0で勝利した。今季初勝利となったF東京戦(2-1)からC大阪戦(3-2)と続いての3連勝。MF遠藤康の3戦連続弾で先制すると、FW興梠慎三が4戦連発弾。その後もFW大迫勇也が2得点を挙げるなど続々と加点すると、今季最多の5得点を奪ってみせた。一方のG大阪は今季初の零封負けを喫した。

 鹿島はMF柴崎岳が3月31日の横浜FM戦以来、4戦ぶりの先発復帰。中盤のアンカーの位置でプレーした。2連勝中のG大阪は前節・清水戦(3-1)からメンバーは変更せず。前線ではFW佐藤晃大とFWラフィーニャが4戦連続となる2トップを組んだ。

 連勝中のチーム同士の一戦は、序盤から激しい攻防が続いた。先にチャンスをつくったのは鹿島だった。FW大迫勇也がPA左から放ったシュートはサイドネットへ外れる。同23分には、MFドゥトラがゴール正面からドリブルで仕掛け、左サイドへパス。抜け出たMF小笠原満男がシュートを放つも、クロスバー上へ外れた。

 対するG大阪はセットプレーからチャンスを迎える。前半25分にはPA手前左でFKを獲得。MF遠藤保仁が蹴り込んだボールに佐藤らが飛び込むが合わず。ボールはゴールラインを割った。同31分にはラフィーニャの左クロスに佐藤が飛び込み、ヘディングシュート。これは枠を捉えなかった。0-0のまま時間は進む。

 しかし前半終了間際の42分、ようやく試合は動いた。DF西大伍のパスを受けた大迫が右サイド深い位置でボールキープ。マイナスのリターンをPA内右で受けた西が後ろへ戻す。これに走り込んだ遠藤が右足ダイレクトでシュート。鮮やかな一撃を決めた。遠藤の3戦連発弾で鹿島が先制に成功。1-0で前半を折り返した。

 後半に入っても、リードする鹿島の勢いは止まらない。後半8分には早くも追加点。ドリブルで持ち込んだドゥトラが左サイドのDF新井場徹へパス、自らはPA内へ走り込む。ドゥトラにつられ、できたスペースへ詰めたのは興梠だった。DFを背負いながらもPA内左から強引にシュート。これがゴールネットを揺らし、2-0。興梠の4戦連続となる得点で鹿島が差を広げた。

 流れを変えたいG大阪は後半11分にはラフィーニャに代わって、FWパウリーニョ。同18分には寺田に代えて、MF倉田秋をピッチへ送った。しかしその後も守り一辺倒の時間が続く。対する鹿島は2点のリードにも守りに入らず、攻め込んだ。後半15分には決定機。新井場のヒールパスに抜け出した興梠が大迫へパス。ゴール前の大迫が放ったシュートはクロスバーを叩いた。同17分には、遠藤が左サイドへ展開。新井場の左クロスに飛び込んだ興梠のヘディングシュートはポスト右を叩いた。不運が続き、3点目は奪えない。後半21分には小笠原に代えて、MF青木剛をピッチへ送った。

 それでも後半26分、これまで再三チャンスに絡んでいた大迫がようやくゴールを決めた。興梠からのパスを受けたドゥトラが左サイドから中央へドリブルで切れ込む。DF3枚をひきつけ、大迫へ横パス。大迫の右足シュートはゴールネットを揺らした。待望の今季初得点。大迫は力強くガッツポーズをみせ、ゴールを喜んだ。3-0とダメを押した。

 3点目を奪っても攻撃の手を緩めない鹿島。後半29分にはドリブルで駆け上がったドゥトラが自らシュート。クロスバーを叩くが、ゴール前へ詰めていた興梠が跳ね返りを右足で狙う。ゴール前で遠藤が押し込み、ネットを揺らすもオフサイドの判定。4点目とはならなかった。後半32分には興梠とドゥトラに代わって、FWジュニーニョとMF本山雅志をピッチへ送った。

 すると前半44分、途中出場の本山がゴールを決める。左サイド遠藤からのパスを大迫がヒールで流すと、ゴール正面の本山が右足ダイレクトでグラウンダーのシュートを放つ。これがゴール左隅へ流れ込み、4-0。鹿島がベテランMFの一撃で試合を決定づけた。終了間際のロスタイム3分には、脅威の5点目。遠藤のロングパスに大迫が反応。飛び出してきたGK藤ヶ谷陽介がクリアミスすると、最後は冷静に流し込んだ。5-0で試合は終了。鹿島が今季最多の5得点を挙げ、今季初の完封勝利を飾った。

 試合後、今季初得点を含む2ゴールを決めた大迫は「毎試合、毎試合。僕のところでチャンスがあっても決められなかった。ようやく決めることができて嬉しい。ここから頑張っていきたい。まだまだ取らないといけないと思うので。ここから積み重ねていきたい」と意気込んだ。

TOP