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野沢弾で神戸が監督解任後2連勝、C大阪は柿谷J1初先発も…

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[5.6 J1第10節 C大阪1-2神戸 金鳥スタ]

 ヴィッセル神戸セレッソ大阪に2-1で競り勝ち、約2か月ぶりとなる今季2度目の2連勝をおさめた。和田昌裕前監督を解任し、安達亮ヘッドコーチが暫定的に指揮を執ってから2連勝。C大阪は今季2度目の連敗で最近5試合で1勝4敗となった。神戸は前半36分にFW吉田孝行の今季初ゴールとなるPKで先制点。C大阪も同40分にMFキム・ボギョンの今季7点目となるPKで追いついたが、後半23分、MF野沢拓也が決勝点を決めた。

「みんな気持ちを切り替えて戦っているのがこの結果。これを続けていくのが上にいく条件だと思う」。そう振り返った野沢は「もう2点、3点決められるチャンスがあった。それを次の課題にしたい」と連勝にも満足することなく、前を見据えていた。

 立ち上がりからFW小川慶治朗が積極的に裏を狙うなどチャンスをつくる神戸に対し、C大阪もJ1初先発となったMF柿谷曜一朗が攻撃の起点となる。一進一退の攻防から試合が動いたのは前半36分。神戸は右サイドからPA内に仕掛けたDF奥井諒がDF丸橋祐介に倒され、PKを獲得。これを吉田が決め、神戸がリードを奪った。

 しかし、C大阪もすぐに反撃。キム・ボギョンがDF2人を突破し、PA内に切れ込んだところでDF相馬崇人に倒される。お返しとばかりに獲得したPKをキム・ボギョンが自ら決めて、前半を1-1で折り返した。

 後半10分には柿谷が積極的に右足ミドルを狙うなど一気に逆転を目指すC大阪だったが、神戸が勝ち越しに成功する。後半23分、野沢が1分前に投入されたばかりのMF森岡亮太とのワンツーから左足を一閃。PA外から放った弾丸ミドルをゴールネットに突き刺した。

 もう一度追いつきたいC大阪はキム・ボギョンのFKからDF藤本康太が決定的なヘディングシュートを放つがGK徳重健太が好セーブ。後半ロスタイムのCKのチャンスにはGKキム・ジンヒョンもゴール前に上がったが、こぼれ球を狙ったキム・ジンヒョンの左足のシュートはミートせず。結局、野沢の3試合ぶり今季2点目が決勝点となり、神戸が2-1で競り勝った。

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