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船山が"兄弟アベック弾"、山形が草津を下して首位浮上!!

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[5.6 J2第13節 山形1-0草津 NDスタ]

 モンテディオ山形が首位浮上!! 2位・山形はホームで15位ザスパ草津と対戦し、1-0で勝利した。勝ち点「26」で並ぶ首位・湘南がこの日に行われた試合で松本と引き分けたため、勝ち点「29」に伸ばした山形が単独首位に浮上した。ホームで白星を手に入れると8戦無敗(6勝2分)と好調をキープしている。

 0-0で迎えた後半3分に試合は動いた。DF石井秀典からのパスを受けたMF宮阪政樹が前線へパスを送る。これを受けたMF船山祐二が遠めの位置から右足シュート。浮き球のボールはGK内藤圭佑の頭上を越えて、ゴールネットへ吸い込まれた。山形が先制に成功した。

 ゴールを決めた船山は、後半開始から途中出場したばかり。出場からわずか3分後に結果を残した。奇しくも他会場の試合では、松本山雅FCに所属する実弟のFW船山貴之も湘南戦(1-1)でゴールを決めており、兄弟での"アベックゴール"が実現。さらに弟・貴之はこの日が25歳の誕生日ということもあり、兄から弟へ誕生日を祝うゴールが生まれた。

 先制した山形はその後も果敢に攻める。宮阪が積極的にミドルシュートを狙っていくがわずかに枠を外れた。後半35分にはFW中島裕希が左サイドをドリブル突破。ゴールライン際からクロスを入れると、FW萬代宏樹が飛び込むがシュートまでは持ち込めない。1-0で試合は終了。1点のリードを守り切った山形が勝ち点3を手に入れた。

 試合後、決勝点を決めた船山は「みんなが疲れている時間で、自分は前半は出ていなかったので。自分が出たときには裏に抜けたり、シュートで終わるというプレーを心掛けていました」と途中出場での思いを語り、「右足で決めることはプロに入ってからはないので、嬉しいです。去年新加入として入って、不甲斐ないプレーが続いたり、チームとしても降格していたので、この1点は大きい点だと思います」と山形での初ゴールを喜んだ。

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