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[MOM600]神戸U-18MF松村亮(3年)_止まらない“神戸のメッシ”5戦連発!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.6 プレミアリーグWEST第5節 神戸U-18 6-0東福岡高 いぶきの森]

 まさに“無双”だった。ヴィッセル神戸U-18(兵庫)の10番、MF松村亮(3年)が一度ボールを持つと、本当に止まらない。ドリブルを仕掛けてくるのが分かっていても、東福岡ディフェンス陣は振り切られてしまっていた。

 3月のサニックスカップ国際ユースサッカー大会で2度敗れている東福岡相手に2得点2アシストの活躍。この他、記録上には残らなかったが、先制点も松村によってもたらされたものだった。0-0の前半19分、バイタルエリアから独力で切れ込み、次々とDFを外すと右足シュート。DFに当たってコースが変わったために記録はオウンゴールとなったが「前半はチームの入りが引き気味だった。先制点取ればみんな上がっていくので、自分が先制点狙いにいきました。運よく入ったのでみんな勢いに乗れたと思う」という狙い通りの一撃でゴールラッシュへの号砲を上げた。

「PAの中やったら、どっからでもかわしていける」と自信を口にするだけあって、スイッチが入ればDF2人相手でも全く関係ない。足技、スピードを兼ね備えた10番はDFが飛び込まずについてきても、緩急で振り切り、最後はシュートまで持ち込んでいた。エゴイスティックにゴールを狙うのではなく、周りを活かす術も備えていることがリーグトップの20得点をたたき出しているチームを後押ししている。この日は23分に右サイドへ切れ込んでからポジショニングよくPAへ入ってきたMF鶴崎光へラストパスを供給して2点目を演出すると、後半7分にはMF和田倫季とのワンツーで抜け出し、頭でのラストパスでFW内田祐介のゴールをアシストした。

 4-0へ突き放してからは「相手退場してスカスカになって来たから行こうと思った」と再び自身でゴールを獲りにいく。後半25分には右サイドでボールを持つと、DF2人に前方を遮られている状況ながら、PA内を横切るように中央へ流れて左足でゴールを破る。そして30分、右中間から2度の切り返しでマークをわずかに外して右足シュート。DFの股間を抜いたシュートはゴール左隅へ吸い込まれた。

 “神戸のメッシ”はこれで開幕から5戦連発の計7得点。「メッシをそんなに意識していないですけど、やっていたら勝手にみんなにメッシと言われるんです」と笑う。ただ「きょうの股抜きシュートはやっぱ、『メッシかな』と。目標とする選手もたどり着くところはメッシかなと思います」。“神戸のメッシ”から“日本のメッシ”へ。本人はチームを勝たせるプレーに重きを置く。「自分自身は全部の試合で点を決めているけれど、この間の広島戦と福岡戦は勝たすことができなかった。自分は勝つために点を決める。勝つために点取るということを心に残して試合に臨んでいきたい」。上手いだけでなく、チームを勝たせる選手へ。今季はユース3冠を狙う松村のチームを勝たせる技に注目だ。

(取材・文 吉田太郎)
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