beacon

岩波獲得目指すPSV 来季指揮官にアドフォカート氏を招聘

このエントリーをはてなブックマークに追加

 エールディビジのPSVは10日、来季新監督に現ロシア代表監督のディック・アドフォカート氏を迎えると発表した。契約期間は7月1日から1年間。アドフォカート氏はEURO2012終了後にロシア代表を退任することが決まっていた。

 PSVは3月12日にフレッド・ルッテン監督を解任。その後はアシスタントコーチを務めていたフィリップ・コクー氏が暫定監督として指揮を執っていた。PSVは今季3位でシーズンを終えている。

 アドフォカート氏は1995~98年にもPSVを指揮したことのある64歳。96年にはオランダ杯、97年にはエールディビジを制している。05~06年には韓国代表も指揮。10年からはフース・ヒディンク監督の後任として監督の座に就いていた。

 『uefa.com』によるとPSVのテクニカル・マネージャーのマルセル・ブランズ氏は「トップレベルの監督と契約したいと思っていたが、ディック・アドフォカート監督はPSVへの復帰に積極的だった。ほかにも魅力的なオファーがあった中、PSVを選んでくれたことで信頼関係も深まった。彼はうちのクラブのことを昔から知っているし、今のチームには大きな潜在能力があると見ている。かつて彼の下で成功を味わってきた若いアシスタントたちと働くのを楽しみにしているようだ」とコメントしている。

 PSVは現在、神戸U-18所属のU-19日本代表DF岩波拓也の獲得を目指し交渉中。7日からは岩波自身も渡欧し、正式契約を目指してチームの練習に参加している。契約がまとまれば、日本期待の大型DFが名将のもとで飛躍を目指すこととなる。

TOP