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10人の鳥取が逃げ切る、水戸は4連勝後2連敗

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[5.13 J2第14節 鳥取2-1水戸 とりスタ]

 ガイナーレ鳥取水戸ホーリーホックに2-1で競り勝ち、2試合ぶりの勝ち点3を手にした。MF美尾敦とFW小井手翔太のゴールで2点をリードすると、後半20分には退場者を出したが、水戸の反撃を1点に食い止め、逃げ切り勝ち。水戸は4連勝後、2連敗となり、今季初の連敗を喫した。

 押し込まれる展開ながら粘り強く耐えて迎えた前半42分、鳥取は小井手の左クロスがファーサイドに流れてきたボールを美尾が左足でシュート。美尾の2試合ぶり今季2点目でリードを奪うと、後半7分には高い位置までプレッシャーをかけた小井手がボールを奪う。FW岡野雅行に預けると、ワンツーの形でリターンを受け、右足でゴール左へねじ込んだ。

 小井手の12試合ぶり今季2点目で2-0とリードを広げたが、後半20分にDF水本勝成が2枚目の警告で退場。怒涛の反撃に出た水戸は同26分、DF市川大祐の右クロスにFW岡本達也が右足で合わせ、1点差に追い上げた。

 岡本の今季初ゴールで勢い付く水戸は猛攻を見せる。しかし、後半45分、MF西岡謙太の右クロスを左足ダイレクトで狙ったMF島田祐輝のボレーシュートも枠外。10人の鳥取が最後まで体を張ったディフェンスで耐え抜き、2-1で逃げ切った。

 先制点の美尾は「なかなかチャンスがなかったので、ワンチャンスをものにすれば流れが来ると確信していた。うまくいかない時間もあったけど、ピッチで我慢しようという声が出ていたし、それに応えられてよかった」と振り返り、「一人少なくなっても、みんなで守り切ろうという声が出ていた」と総力戦で手にした勝ち点3を喜んでいた。

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