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終了間際の前田の得点で、札幌が大宮と分ける

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[5.16 ナビスコ杯第4節 大宮 1-1 札幌 NACK]

 16日、ナビスコ杯は第4節を行い、Bグループ5位の大宮アルディージャはホームに同4位のコンサドーレ札幌を迎えた。後半8分にCKから先制点を挙げた大宮だったが、試合終了間際の後半43分、途中出場のFW前田俊介に同点ゴールを許して1-1に追いつかれる。大宮は後半ロスタイムにFW長谷川悠を投入し、最後まで勝ち点3を目指したが追加点は挙げられず。1-1のまま試合を終えている。

 この試合、大宮は今季リーグ戦でスタメン出場のないGK江角浩司、DF鈴木規郎を先発で起用。さらにボランチのMF上田康太、FWラファエルもスタメンに選ばれた。対する札幌はDFジェイド・ノースを右SBに置き、中央はDF奈良竜樹、DF櫛引一紀が務めた。またリーグ戦でスタメン出場のないMF荒野拓馬をボランチに入れ、2列目にMF砂川誠、MF内村圭宏、MF榊翔太を並べ、1トップにFW大島秀夫を起用した。

 立ち上がりにCKからチャンスをつくった札幌だが、得点を挙げられない。逆に前半15分には大宮のFWラファエルが、ボールを胸でトラップしてシュートを放ったが、ゴールマウスを捉えることはできない。直後の16分には左サイドを突破したMFチョ・ヨンチョルの折り返しをゴール前でMF東慶悟が合わせたが、シュートはDFにブロックされて左に外れる。直後のCKをゴール前でラファエルが合わせたが、これもクロスバーの上へと外れて行った。

 札幌ゴールに迫る大宮は、同22分にパス回しからMFカルリーニョスがミドルシュートを放つ。ゴール前のDFに当たってコースが変わったが、GK李昊乗がパンチングで弾いた。直後の23分にもカルリーニョスは左足から強烈なシュートを打ったが、ボールは左に外れていく。試合の主導権を握る大宮は、同43分に中央のラファエルが左サイドのチョ・ヨンチョルにパス。ドリブルでPA内にボールを持ち込んだチョ・ヨンチョルはクロス性のボールをゴール前に送ったが、東には合わずにボールはゴールラインを割った。結局、0-0のまま前半を終える。

 後半もボールを支配する大宮は、後半7分にDF金英權が強烈なシュートを打つ。これはGKに防がれたが、直後のCKから金英權がヘディングシュートを決めて、1-0と大宮が先制点を挙げた。

 1点のビハインドを背負った札幌も反撃に出るが、ゴール前でのパス精度が低く、決定的な場面をつくるまでは至らない。先制後も主導権を握る大宮は追加点を狙う。後半21分には東のパスをMF金久保順がヒールで流し、最後はラファエルがシュートを放ったが、DFにブロックされた。同23分にはゴール正面から鈴木が左足でゴールを狙ったが、ボールはGKにキャッチされる。後半26分には札幌も、MF砂川誠がPA外からゴールを狙ったが、同点ゴールは挙げられない。

 同29分にもカルリーニョスのロングボールを受けたチョ・ヨンチョルが、左サイドからドリブルで仕掛けてシュートに持ち込んだが、ボールは左に外れて行った。札幌は後半22分にMF芳賀博信、同25分にFW近藤祐介、同29分にFW前田俊介と立て続けに選手を交代すると、だんだん高い位置でプレーできるようになる。迎えた後半43分にはPA内でボールを受けた前田がDFをかわしてシュート。これが同点ゴールとなり、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 後半ロスタイムにも大宮はチャンスをつくったが、決めることはできず。両チーム、1-1のまま勝ち点1を分け合うこととなった。

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