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FW高木の意地の決勝弾で清水は3連勝!!神戸は3連敗も期待の新星現る

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[5.16 ナビスコ杯GL第4節 神戸 1-2 清水 ホームズ]

 清水エスパルスが敵地でヴィッセル神戸を2-1で下した。序盤押され気味だった清水だが、前半を耐えてスコアレスで折り返すと、後半10分にMF小林大悟がヘディングで合わせて先制。同19分に神戸MF松村亮にプロ初出場初ゴールを献上するが、終了間際の38分に途中出場したFW高木俊幸が決勝点を突き刺した。これで清水は公式戦5戦負けなし(4勝1分け)とするとともに、ナビスコ杯3連勝を飾った。一方の神戸はこれでナビスコ杯3連敗となってしまった。

 悔しさをぶつけたゴールだった。12日に行われたC大阪戦(1-1)で高木は後半10分にFW高原直泰との交代を命じられた。「この前の試合で不甲斐ない交代のさせられ方をしたのが悔しかった。途中から出場したら絶対決めてやろうと思った」と試合後振り返ったとおり、この試合にかける思いは並々ならぬものがあった。

 結果が出たのは後半38分。同じく途中出場していたFW大前元紀からのスルーパスに抜け出すと、ワントラップでDFをかわし、落ち着いてゴールに蹴り込んだ。「元紀君のおかげ」と試合後のインタビューで謙遜した高木だが、決して簡単ではないシュートを見事に決めて見せた。今季清水の躍進を支える2人の活躍で、苦しかった試合をものにした。

 一方公式戦2連敗、さらにナビスコ杯3連敗となってしまった神戸だが、明るい材料も見えた。11日に2種登録されたばかりのMF松村亮が後半17分に登場すると、その2分後の19分に一時は同点となるゴールを突き刺した。松村は神戸の下部組織出身で"神戸のメッシ"と期待される逸材。17歳11か月1日でのゴールは先輩FW小川慶治朗の18歳3か月16日の記録を抜いて、公式戦クラブ最年少ゴールとなった。クラブからは昨日ユニフォームが渡されたという期待の若手だが、有望な若手の揃う神戸にまた一人、新星が現れた。


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