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ドウグラス&ダヴィ弾で甲府が5戦ぶり勝利、城福監督は感極まる姿も

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[5.20 J2第15節 甲府2-0草津 中銀スタ]

 ここ4試合で3分1敗と勝利から見放されていたヴァンフォーレ甲府が5戦ぶりの白星を手に入れた。ホームでザスパ草津と対戦すると、2-0の勝利を収めた。勝ちきれない試合が続いたなかで待望の勝ち点3。試合後、甲府の城福浩監督は感極まった姿をみせた。

「勝利は5試合ぶりでしたし、ホームでなかなか勝てない試合があったので。本当にサポーターに感謝したい」と話すと、目を真っ赤にして言葉に詰まった。「もちろん我々が支配したい中で勝てない試合もあったが、不甲斐ない試合もあった。それでも応援を続けてくれたサポーターに感謝したい」。そう言い切るとようやく笑顔をみせた。

 序盤から甲府が果敢に押し込んだ。FWダヴィとFW高崎寛之が積極的にシュートを放つ。ショートパスをつないで攻め込むと、飛び出してきたMF山本英臣がシュートを狙った。なかなかゴールは生まれなかったが、前半終了間際の45分。セットプレーから待望の得点が生まれる。MFピンバが蹴り込んだ右CKから、流れたボールをDF盛田剛平がシュートするが、相手DFに当たってコースは変化。こぼれ球はファーサイドでフリーのドウグラスの元へ。迷いなく放った右足シュートがゴールネットを揺らした。ドウグラスの移籍後初ゴールで甲府が先制に成功。1-0で前半を折り返す。

 後半になっても甲府の勢いは止まらない。後半11分にはまたもセットプレーから追加点。DF福田健介の右クロスに飛び込んだダヴィが頭で叩き込んだ。J2得点ランキングで単独トップをひた走るダヴィの今季11点目で2点差に突き放した。そのまま逃げ切った甲府が2-0の勝利。5試合ぶりの白星を手に入れた。

 感極まる姿もみせた指揮官だったが、最後には「きょうのようなものをベースにもっともっと質を高めていきたい」と力強く語っていた。この勝利を順位浮上のきっかけにしたいところだ。

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