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[トゥーロン国際]久々の左SBで先発も、負傷交代の酒井「重傷ではない」

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[5.23 トゥーロン国際大会GL第1戦 日本0-2トルコ イエール]

 第40回トゥーロン国際大会のグループステージ第1戦が23日に行われ、U-23日本代表はU-23トルコ代表と対戦し、0-2で敗れた。左SBで先発出場したDF酒井高徳(シュツットガルト)は序盤から高い位置にポジションを取り、持ち前の攻撃力を発揮。相手の厳しいマークにあうなか、ゴールライン際で粘ってのクロスなど存在感をみせた。

 しかし、0-0で迎えた後半10分。DFケマルと競り合った後、着地の際に相手の身体が左足に乗りかかる形となり、左足首を負傷。チームスタッフに支えられてピッチを後にすると、負傷交代を余儀なくされた。シュツットガルトで新風を巻き起こしたDFの容体が心配されるが、本人は試合後に「痛みはあるが重傷ではない」とキッパリ。大事には至らないことをアピールした。

 また所属先では右SBで定位置を確保しているが、この日は久々の左SBでのプレーとなった。そのため、「左(サイド)は久々でボールタッチが上手くいかなかった」と話したが「試合とトレーニングをすれば大丈夫だと思う」と前を向いた。

 とはいえ、チームとしての戦い方には反省点が多かった様子。「(ボールが)入ったとき、ワンタッチで前を向けるシーンもあったが、そればっかりになってしまったり、ボールが落ち着くところがなかった。前に速すぎて自分のところでボールが欲しかったが、ボランチが降りてきたり、CBが縦の意識が強すぎた」とコメント。「CBから僕のところにボールをもらえればもっと攻撃を作れたと思う。相手はボールに食いついてくるから距離感をとった方がよかった。距離感も近くてきょうは落ち着かなかった」と味方への要求も口にしていた。中1日で迎える25日、U-23日本代表はオランダ代表と対戦する。

(取材 了戒美子)

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