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古巣との対戦を待ちわびる横浜FC・シュナイダー

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 27日に敵地でのガイナーレ鳥取戦を迎える横浜FCのGKシュナイダー潤之介が09年に所属した古巣との対戦に「すごく楽しみですね」と、闘志を燃やした。シュナイダーは10年に、鳥取から横浜FCに加入していたが、10年は鳥取がJFLだったため、直接対決は実現せず。昨シーズンは関憲太郎が正GKとして全試合にフル出場していたため、出場機会はなかった。

「(古巣との試合は)めちゃめちゃ意識しますよ。特に今出ている選手たちはほとんど知っているので。バードスタジアムにアウェーの一員として行くのも初めて。もし試合に出ることができたら、初めての出場になりますし、すっごい楽しみです」

 開幕から出遅れた横浜FCだが、現在リーグ戦は3連勝中。守備陣も富山戦(3-0)、松本戦(2-0)と完封勝利が続いている。試合の流れに応じて、戦い方を合わせられていることが大きいと言う

「出た選手によって守り方を変えること、試合の流れによってどう戦うかチームの考えがまとまっています。松本戦も、前半の途中までうまくいっていないということで、残り10分、15分くらいになって『ここはゼロで抑えよう』とチームの意識が一つになっていました」

 ハーフタイムにロッカールームに戻った際、FW大久保哲哉が「後ろの選手たちが良く抑えてくれた」と褒めていたという。それを見たことで、シュナイダーは手応えを感じた。

「『おっ。チームが一つになっているな』と思いましたね。前線の選手からそういう声が出るっていうのはすごく良いこと。前の選手たちは点を取りたい意識が強いわけですから。それでも前半はゼロに抑えようという統一感は素晴らしかった。後半はこっちから行こうとまた一つになりましたし、ノザ(野崎陽介)が積極的にシュートを打っていったからこそ、2点を取れましたからね」

 第13節の北九州戦では相手に押し込まれながらも、守り抜き2-1の勝利をつかんだ。第15節の松本戦でも、前半は押し込まれていたが、北九州戦の経験があったため、自信を持って守ることができた。チームは一戦ごとに上積みをしながら、次の試合を迎えている。

「いやぁ、今、いいですよ。すごくいいですよ。だから、今週末、しっかり鳥取に勝てるかどうか。正直、強いのか、弱いのか、分からないのでね。鳥取はホームで京都(2-1)とか水戸(2-1)といったチームにも勝っているので、侮れません。そういうチームを叩くことができれば、ホームの熊本戦にもつながる」

 2年ぶりに出場機会を得ている現在、シュナイダー自身も充実している。松本戦の帰りのバスでは、キング・カズにも誉められたと明かす。

「昨年とは全然違います。自分が出ている分、出ていない選手の分も頑張ろうという責任感もあります。松本戦の帰り、5時間のバスの中でカズさんにも『経験も積んで、状態も良いな』って誉めてもらったんです。嬉しかったですね。こういう(サッカー)人生の方が楽しいですよ。35歳でも、ワクワクします。サッカーが楽しいです」

 チームも自身も充実している。だが、「まだ借金生活なので(5勝3分7敗)、まずは内容よりもイーブンにしたいですね。後ろの選手たちは『前が点を取っているから守ろう』となっているし、前の選手たちも『後ろが守ってくれているから、俺らが点を取ってやろう』となっています。互いの関係が良くなっているので、鳥取戦でも勝ち点3を取ることですね」とベテランGKは、現在地を見失ってはいない。上昇ムードの横浜FCは、今季初の4連勝を目指し、鳥取戦に挑む。

(取材・文 河合 拓)

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