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来季リーグ戦で真のリベンジ誓う栗原「心の底から喜べなかった」

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[1.1 天皇杯決勝 横浜FM2-0広島 国立]

 横浜F・マリノスらしい堅守で完封した。DF栗原勇蔵は後半18分、MF石原直樹のシュートに体を張ってブロックするなどゴール前で壁となり、無失点に貢献。これで対広島戦はリーグ戦を含めて3戦3勝となり、「若干、広島との相性もあった。やりやすかったし、向こうもやりづらそうだった。リーグ戦で2連勝していたことが、ここで生きたと思う」と胸を張った。

 J1最終節で逆転優勝を許した広島への“リベンジ”。「ちょっとはリーグの借りを返せたかな」と言う栗原だが、「優勝したけど、リーグ戦は取れなかったことがあって、心の底から喜べなかった」と率直な思いも口にする。とはいえ、横浜FMにとって04年のJ1リーグ以来、9シーズンぶりのタイトル獲得は、下部組織から02年にトップチームに昇格した栗原にとっても待ちに待った瞬間だった。

「やっぱり日産スタジアムで優勝したかった」。リーグ戦の悔しさは拭えないながらも「天皇杯は天皇杯でうれしいし、タイトルは久々なので。このチームのだれよりも待っていたと思うし、それに関してはうれしいけど」と、うれしい気持ちは当然ある。ただ、それ以上に渇望するのがリーグ戦のタイトル。「来季はリーグも取りたい。ACLもあるけど、リーグで優勝できるように、まず休んで、来年に向けてやっていきたい」と誓っていた。

(取材・文 西山紘平)

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