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移籍直後に三冠のG大阪GK東口「ホンマにすごいことをやった」

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[12.13 天皇杯決勝 G大阪3-1山形 日産ス]

 今季、ガンバ大阪に加入した男はチームになくてはならない存在へと成長し、守護神としてチームを三冠へと導いた。

 天皇杯決勝でもゴールマウスを託されたGK東口順昭は、前半5分にMFロメロ・フランクのシュートを好セーブでしのぐと、その後も安定した守備でゴールマウスにカギをかけた。2-0で迎えた後半17分にロメロにゴールを許してしまったものの、同25分にはFW林陵平の決定機に立ちはだかり、三冠が懸かった大舞台を最少失点で乗り切った。

 チームは3-1の勝利を収めて三冠に輝いたが、東口は「悔しさがあります」と振り返っている。「1失点したので…。自分的にはすごい悔しいし、それに尽きます。あそこでゼロで終わらせられるGKと、そうではないGKでは差が出てくると思う。できる限り無失点という話をしていたので、それができなかったのはまだまだ力不足だと感じています」と決して満足いく結果ではなかったと、反省を口にした。

 しかし、移籍直後の三冠に「そこまでの実感はまだありませんがホンマにすごいことをやったと思いますし、獲っちゃったなって感じです」と喜びを表すと、「なかなか、ない年だと思うので、これをもっともっと続けていけるようにしたい」と来季以降への意気込みを力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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