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“いなかったはず”のワシントンが決勝ヘッド! 雷再試合の“25分マッチ”は名古屋が制す

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再試合を制したのは名古屋

[8.2 天皇杯3回戦再試合 名古屋2-1八戸 パロ瑞穂]

 第97回天皇杯全日本サッカー選手権の3回戦再試合が2日に行われ、後半20分からのリスタートとなった名古屋グランパス(J2)とヴァンラーレ八戸(JFL)の一戦は、名古屋が2-1で制した。4回戦以降の組み合わせ抽選会は8月7日に開催され、試合は9月20日の予定となっている。

 7月12日に行われた同試合は、名古屋が後半8分にFW永井龍のゴールで先制したが、同20分に雷雨のために中断。その後、試合中止が決定し、再試合は中断した時間と同じ後半20分から行われることが決まっていた。

 中断時点と同じメンバーの出場が原則となっていた中、名古屋は中断時に出場していたDF古林将太(→仙台)、MF矢田旭(→千葉)、ベンチメンバーのDF高橋諒(→湘南)、MF磯村亮太(→新潟)が移籍。再試合への出場選手が11人に満たなくなることが分かり、天皇杯実施委員会は名古屋からの申し出を受けて検討した結果、出場選手の不足分を大会にエントリーした選手の中から補充することを特例として認めた。

 再開時の名古屋のメンバーには、中断時にベンチにいたFW佐藤寿人、MF田鍋陵太、MF宮原和也が入り、ベンチ外だったMF田口泰士とMFワシントンも出場。ベンチにはGK武田洋平、MF青木亮太、FWシモビッチが入った。

 後半20分に八戸の右サイドのスローインから再開された一戦は、早い時間帯に動きを見せる。1点を追いかける八戸は同25分に左サイドでFKを獲得。MF金久保彩が右足で蹴った低いボールがGK渋谷飛翔に弾かれ、こぼれ球をFW村上聖弥が押し込んで1-1とした。

 名古屋は後半28分にシモビッチを投入して前への圧力を強めると、それが実ったのは同40分。右CKからキッカーのFW押谷祐樹が右足でインスイングのクロスを送り、ファーのワシントンが頭でゴール左に叩き込んだ。

 本来なら“いなかったはず”のワシントンの得点で勝ち越しに成功した名古屋。そのまま八戸の反撃を抑え、2-1で逃げ切った。

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