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森本貴幸が“右足・頭・左足”でハットトリック!清水連破の川崎Fが2年連続8強入り

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16日のJ1第26節・清水戦(3-0)に続く公式戦2試合連続ゴールとなった森本貴幸

[9.20 天皇杯4回戦 川崎F 4-1 清水 等々力]

 天皇杯4回戦が20日に各地で行われた。等々力陸上競技場では、前回準優勝の川崎フロンターレ清水エスパルスが対戦し、4-1で川崎Fが勝利。2年連続の8強入りとなった。準々決勝は10月25日に開催され、川崎Fは柏と対戦する。

 16日にIAIスタジアム日本平で行われたJ1第26節の再戦となった。3-0で快勝した川崎Fは、DF奈良竜樹とMF長谷川竜也、MF森谷賢太郎を除く8人を変更。FW森本貴幸らがスタメンに入り、MF中村憲剛はベンチ外となった。リベンジを狙う清水は、7人を入れ替え、DF松原后やMF村田和哉らがスターティングメンバーに名を連ね、負傷離脱していたFW鄭大世がベンチ入りした。

 試合は開始早々に動いた。川崎Fは前半8分、MF板倉滉が中央をスルスルと攻め上がってスルーパス。これを受けた森本がファーストタッチで前を向き、右足で冷静にゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。森本は16日の清水戦に続く公式戦2試合連続ゴールとなった。

 追う展開となった清水は、MFミッチェル・デュークが果敢にシュートを打ち込んでいく。前半21分、左サイドから松原がグラウンダーのクロスを入れるも、デュークの右足シュートは枠の右に外れる。それでも23分、MF金子翔太がPA右から放ったシュートはGK新井章太に弾かれたが、ゴール正面やや左にこぼれたボールを後方から勢いよく走り込んだデュークが左足一閃。豪快なシュートをゴールネットに突き刺し、試合を振り出しに戻した。

 前線からのプレッシャーで相手のミスを誘い、同点ゴールを奪った清水。前半35分にMF村松大輔に代えてFW北川航也を投入し、逆転を目指したが、前半終了間際に勝ち越しゴールを許してしまう。川崎Fは41分、長谷川竜が左サイドから中央へ切れ込み、右サイドに展開。板倉がクロスを上げ、ゴール前に走り込んだ森本がヘディングシュートを叩き込み、2-1で前半を終えた。

 早い時間帯に追いつきたい清水はハーフタイムでMF枝村匠馬に代えてMF竹内涼を入れる。だが、追加点は川崎Fに生まれた。後半4分、中盤のルーズボールを森本がMF阿部浩之に預け、リターンパスを受ける。華麗な連携で裏に抜け出した森本が冷静に左足で流し込み、3-1。森本が右足、頭、左足でハットトリックを達成した。

 これで2014年以来の8強入りが難しくなった清水は後半11分、GK新井の中途半端なパスを北川がカットし、こぼれ球を竹内がPA手前から右足シュート。16分には、デュークの左クロスから北川が頭でそらし、FW長谷川悠が左足ボレーを放つが、なかなか枠を捉えきれない。直後の17分にはデュークを下げてMFチアゴ・アウベスを投入。22分には、チアゴのスルーパスに反応した北川がPA左から決定的なシュートを打ったが、GK新井のセーブに阻まれた。

 チアゴの投入から押し込まれるシーンが続く川崎Fだが、冷静な対応で清水に得点を与えない。後半25分には、PA左手前でFKを獲得し、MF狩野健太が壁の右側からゴール右隅を狙ったが、GK高木和徹の横っ飛びセーブに防がれる。それでも40分、FKからMF森谷賢太郎がチップキックでゴール前に放り込み、失点に絡んだDFエドゥアルドがヘッドで合わせ、4-1。川崎Fが準々決勝進出を決めた。

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