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J1神戸がJ2松本に2-0勝利も…神戸・吉田監督「だいぶやられた印象がある」

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[9.20 天皇杯4回戦 松本0-2神戸 松本]

 天皇杯4回戦が20日、各地で行われ、J1のヴィッセル神戸がJ2の松本山雅FCを2-0で下し、2年ぶりのベスト8に進出した。

 ホームで4回戦を迎えた松本は16日のJ2群馬戦(○3-0)から先発6人を入れ替え、DF安藤淳、DF谷奥健四郎、MF武井択也、MF宮阪政樹、MF石原崇兆、FW三島康平を起用。神戸は16日のJ1札幌戦(○2-0)から7人を代え、DF北本久仁衛、DF橋本和、DF中坂勇哉、DF伊野波雅彦、MFウエスクレイ、MF大森晃太郎、FW大槻周平を起用した。

 先にチャンスをつくったのは神戸。MF藤田直之がゴール前にスルーパスを送ると、今季リーグ戦10試合の出場にとどまる大槻のシュートでチャンスをつくる。一方の松本もJ2では9試合連続で先発出場がなかった宮坂のFKからゴールを狙った。

 すると前半23分、神戸が先制点を奪う。大森がドリブルで攻め込むと、相手プレッシャーのこぼれ球を拾った中坂が左サイドにパス。橋本がゴール前にクロスを送り、相手に当たったボールがゴールネットを揺らした。

 ビハインドを負った松本も攻勢に出るが、前半終了間際の石原のシュートはゴールを脅かせず。カテゴリで上回る相手にシュート7本を放ったが、得点を挙げることはできず、前半を0-1で終えた。

 松本は後半6分、中盤に攻め上がった安藤が浮き球のスルーパスを相手最終ラインの裏に通すが、FW山本大貴のシュートはGKキム・スンギュにブロックされる。同30分には右サイドからのクロスがニアサイドの密集を抜け、ファーで安藤がトラップ。フリーでシュートを放ったが、神戸守備陣に阻まれた。

 後半33分、松本は安藤に代えてDFジエゴ、三島に代えてFW高崎寛之を投入し、攻勢にかかる。ところが、追加点を奪ったのは神戸。後半36分、PA内右でFW田中順也のパスを受けたFW渡邉千真が決め、リードを2点に広げた。

 松本は後半38分、山本に代えて今季リーグ戦で出場がなかったFW岡佳樹を投入。しかし、シュート15本を放ちながら最後までゴールを破ることができず、0-2で敗れた。

 神戸の吉田孝行監督は試合後のインタビューで「だいぶやられた印象がある。トーナメントは何が起こるか分からないので、一試合一試合戦っていきたい」と話した。

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