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関西1部・和歌山は勇敢に戦い抜くも…山下が延長V弾!C大阪が辛くも初戦突破

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決勝点を決めた山下達也

[7.10 天皇杯2回戦 C大阪3-1(延長)和歌山 ヤンマー]

 10日、天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権の2回戦が行われ、セレッソ大阪アルテリーヴォ和歌山(和歌山県代表)を延長戦の末に3-1で下し、初戦突破を果たした。8月14日の3回戦ではレノファ山口FCと対戦する。

 C大阪は6日に行われたJ1第18節・広島戦(1-1)からDF瀬古歩夢とMF奥埜博亮を除く9人を変更。FW柿谷曜一朗やMF田中亜土夢、MF高木俊幸らを起用した。関西サッカーリーグ1部に所属する和歌山は、千葉や岡山などでプレーしたFW久保裕一、元琉球GK大野敬介、元熊本MF林祥太らが先発に名を連ねた。

 すでにJ1勢4クラブが敗退となるなど波乱が起きている天皇杯。序盤は荒れた芝で足を滑らせる選手が多く見られたが、先手を取ったのはC大阪だった。前半38分、センターサークル付近から奥埜が足を滑らせながらも前線へロングスルーパス。これに反応した高木がファーストタッチで相手DFの前に入り、右足シュートを冷静に沈めた。

 J1クラブ相手に積極的なプレス、球際で奮闘していた和歌山は、前半アディショナルタイムにMF白方淳也が左腿裏あたりを痛め、MF宮下周歩との交代を余儀なくされる。それでも後半7分、右クロスからPA内の久保がポストプレー。浮き球パスを受けたMF大北啓介の右足シュートはGK圍謙太朗に止められたが、こぼれ球を林が右足で沈め、同点に追いついた。

 追いつかれたC大阪は、プロ2年目のFW山田寛人が果敢にシュートを放つが、ゴールネットを揺らすには至らず。MF藤田直之やMF水沼宏太、FW安藤瑞季をピッチに送り込み、攻勢を強める。43分には藤田のシュートのこぼれ球に反応した安藤がゴール前で体を投げ出したが、左足シュートはクロスバーを直撃。終盤は猛攻をみせたが、90分間で和歌山から決勝点を奪うことができなかった。

 試合は延長戦に突入。延長前半8分、右CKを獲得したC大阪はキッカーの藤田が右足でアウトスイングのクロスを供給すると、ファーサイドのDF山下達也がヘディングシュートを叩き込み、2-1と勝ち越しに成功する。延長後半は和歌山がリスクを冒して攻め込んだが、15分にカウンターから安藤が左足で沈め、3-1でタイムアップ。C大阪が苦戦しながらも3回戦に駒を進めた。

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