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法政大旋風だ!!東京Vに続きG大阪も撃破!!G大阪は2年連続大学勢に敗戦

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法政大が森岡陸の追加点でG大阪を突き放した

[8.14 天皇杯3回戦 G大阪0-2法政大 味フィ西]

 天皇杯3回戦が14日に行われ、法政大ガンバ大阪を2-0で下した。ラウンド16の対戦カードは8月16日に行われる抽選会で決定する。

 J1相手にも臆することは決してなかった。「僕らは失うものはない」と全力でぶつかった法大が、2回戦の東京V戦に続くジャイアントキリングを達成。今大会の台風の目になっている。

 G大阪は今夏復帰したMF井手口陽介が先発。FW宇佐美貴史やMF倉田秋らはベンチからのスタートになったが、リーグ戦のメンバーに見劣りしない布陣で臨む。一方の法政大も直近の大学リーグで無失点だったDF陣に変更なし。FC東京に内定するMF紺野和也(4年=武南高)はベンチからのスタートになった。[スタメン&布陣はコチラ]

 互いに様子見の立ち上がりかと思われたが、法政大が積極的にシュートを打って、G大阪のゴールマウスに迫っていく。前半8分にはMF平山駿(3年=三菱養和SCユース)が強烈ミドル。惜しくも枠を捉えなかったが、会場をドッと沸かせた。

 すると前半24分、法大がスコアを動かすことになる。右サイドからFW田中和樹(2年=浦和学院高)が出した横パスをMF大西遼太郎(4年=磐田U-18)が落ち着いてコントロール。DF一人を外してゴール右隅に突き刺した。

 個人技術の高さ、パスワークの巧みさなど随所に違いを見せるG大阪だが、学生らしく最後まで体を張って守る法政大の守備網を崩すことができない。そして1点ビハインドで折り返すことになった後半には井手口に代えて倉田、後半13分にはMF遠藤保仁に代えて宇佐美を投入するなど、勝負を仕掛けていくことになる。

 突き放したい法大も後半11分に切り札の紺野を投入。さらに同19分には東京V戦で決勝点を決めているFW松澤彰(4年=浦和ユース)を投入して、勝負を決める得点を奪いに行く。そして後半25分、左CKをニアで合わせたDF森岡陸のゴールで待望の2点目。法政大応援席の目の前で歓喜のゴールが生まれた。

 窮地に立たされたG大阪は、後半27分に福田湧矢に代えてFWアデミウソンを投入。“本気布陣”で反撃を狙う。しかし追加点を奪ったことでより守備意識が高まった法大の守備網を崩し切るのは容易ではなかった。G大阪は昨年も2回戦で関西学院大に敗れており、2年連続で大学勢に苦杯をなめる形になった。

 法大は今夏、FW上田綺世が鹿島アントラーズの活動に専念するために退部。しかしエースを失った法大が見せるのは団結力。“法大旋風”。快進撃は続く。

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