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法大MF末木裕也「成長見せたかった」…“古巣”甲府サポからはコールも

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“古巣戦”に臨んだMF末木裕也

[9.18 天皇杯4回戦 甲府2-1(延長)法政大 中銀スタ]

 楽しみにしていた試合だった。下部組織までを過ごしたヴァンフォーレ甲府との一戦。法政大のMF末木裕也(4年=甲府U-18)がこの一戦を迎えるにあたって燃えていないわけがなかった。

 試合中も懐かしさを感じながらプレーしていた。同じ下部組織出身の先輩DF小林岩魚やFW太田修介は大学リーグでも対戦。また昨年甲府の練習に参加した際に仲良くしてもらったMF荒木翔には試合後に「めちゃめちゃ法政強いね」と声を掛けられたという。

 しかし試合は延長戦で敗れるという結果に終わった。末木自身も前半41分のビッグチャンスを外してしまっていた。「成長した姿を見せて恩返ししたかった」。試合後、末木の健闘を称えるように、甲府のゴール裏サポーターからは「末木コール」が送られていたが、「いいプレーをするだけじゃダメ」と悔しさだけがこみ上げた。

「ガンバさんとヴェルディさんを倒して自信はついたんですけど、今日この試合をしてしまったということは力不足を痛感しています。ただ自分たちの目標として、リーグとインカレの優勝がある。また中2日で試合があるので、気持ちを切り替えたいと思います」

(取材・文 児玉幸洋)
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