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J1王者川崎F、J3王者秋田を退け決勝進出!!初の天皇杯制覇&2冠に王手

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[12.27 天皇杯準決勝 川崎F 2-0 秋田 等々力]

 天皇杯準決勝が27日に行われ、J1王者川崎フロンターレがJ3王者ブラウブリッツ秋田を2-0で下し、クラブ史上初の天皇杯優勝&複数タイトル獲得に王手をかけた。MF三笘薫のゴールで先制すると、MF田中碧が鮮やかな直接FK弾。途中出場のMF中村憲剛はホーム等々力陸上競技場での現役ラストを飾った。

 ホームの川崎Fは19日のJ1最終節柏戦(○3-2)から4人を変更し、負傷明けのMF大島僚太がスタメン入り。左鎖骨を骨折したDF登里享平が離脱し、左サイドバックは旗手怜央。対する秋田は23日の天皇杯準々決勝福山シティFC戦(○3-1)から中3日で2人を入れ替え、DF加賀健一、MF沖野将基がスターティングイレブンに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 秋田は序盤、前からプレスをかけて川崎Fのビルドアップを阻んだが、徐々に川崎Fがボールを保持して攻撃の圧を強める。前半8分、17分にはMF守田英正が強烈なミドルシュートでゴールを強襲。川崎Fがポゼッションを高めて決定機を作ると、秋田はフィニッシャーにDF千田海人や加賀が激しく寄せ、ブロックを敷いて中央を固めたが、川崎Fがその堅守をこじ開けた。

 前半39分、細かくパスをつないだ川崎Fは狭いスペースで大島のパスに抜け出した三笘がスピードを上げてDF陣を振り切り、右足シュートを突き刺した。45分には田中の強烈なミドルシュートが惜しくもクロスバーを叩き、1-0で前半を折り返した。

 秋田は後半9分、後方からのロングパスでFW井上直輝が背後に抜け出すチャンス。GKチョン・ソンリョンとDF谷口彰悟の連携ミスを突き、井上は体勢を崩しながらもシュートを打ったが、ソンリョンに阻まれた。後半も攻める川崎F、守る秋田という構図で試合は推移。後半28分にはショートカウンターからFW小林悠がシュートを打ったが、GK田中雄大の好セーブに阻まれた。

 すると後半36分、大島がPA手前、絶好の位置でFKのチャンスを獲得する。キッカーの田中が右足を振り抜くと、鋭く巻いたキックがゴール右隅に突き刺さり、勝利を決定付ける2点目。後半41分には大島に代わって中村憲剛が投入された。開幕28戦無敗でJ3最速優勝を飾った秋田は0-2で敗れ、準決勝敗退となった。

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