beacon

ルーキー三笘弾!川崎Fが天皇杯初優勝!!中村憲剛は現役最終戦出番なしに終わる

このエントリーをはてなブックマークに追加

[1.1 天皇杯決勝 川崎F1-0G大阪 国立]

 第100回天皇杯決勝が1日、国立競技場で行われ、川崎フロンターレガンバ大阪に1-0で勝利し、初優勝を飾った。 

 今季の天皇杯は新型コロナウイルス蔓延の影響で、レギュレーションが二転三転。最終的にJリーグ勢はJ1から上位2チーム、J2とJ3の優勝クラブの計4チームのみが参加。変則トーナメントとなったが、準決勝から参戦した川崎FとG大阪が、記念すべき100回目の王者決定戦に進出してきた。

 両チームは昨年11月25日に行われたJ1第29節で両チームは対戦。川崎Fがホームで5-0で大勝し、同試合でリーグ2連覇を決めた。川崎Fが記録ずくめのシーズンを天皇杯初タイトルで締めくくるか、G大阪がリベンジを果たし、5シーズンぶりの天皇杯王者に返り咲くか。また現役引退を表明しているMF中村憲剛のラストマッチという点でも注目が集まった。[スタメン&布陣はコチラ]

 開始直後、6分のFKをパトリックが頭で合わせあ場面(オフサイド)を除けば、川崎Fがチャンスを作り続けた。しかし前半15分のMF大島僚太のヒールパスからFWレアンドロ・ダミアンがDFを外して放ったシュートはGKの正面。同27分にはMF守田英正の右クロスにMF家長昭博がダイビングヘッドで飛び込むが、シュートは枠左に外れていった。

 しかしスコアレスで折り返した後半10分、ついに得点が入る。川崎FはL・ダミアンの縦パスに斜めに走り込んだMF三笘薫が勢いよくゴール前に侵入。前に出てきたGK東口順昭をかわす浮き球シュートをゴール左隅に流し込んで先制に成功。第ブレイクした大卒ルーキーが2021年最初の試合でも結果を残した。

 攻め手がないG大阪は、後半28分からMF山本悠樹に代えてFW渡邉千真、DF藤春廣輝に代えてMF福田湧矢を投入。攻撃陣を厚くして勝負に出る。一方の川崎Fは、後半34分に三笘に代えてMF長谷川竜也、L・ダミアンに代えてFW小林悠を投入し、落ち着いた試合運びをみせる。このまま1-0で逃げ切り、川崎Fは悲願の天皇杯初優勝。中村憲剛に出番はなかったが、リーグ戦と合わせてクラブ史上初の複数タイトルを獲得し、バンディエラの花道を飾った。

●第100回天皇杯特設ページ

TOP