beacon

横浜FMは誤算に次ぐ誤算…Honda FC、GK楠本の先制弾&PKストップでジャイキリ達成!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

横浜FMを率いるアンジェ・ポステコグルー監督

[6.9 天皇杯2回戦 横浜FM 2-2(PK3-5) Honda FC ニッパツ]

 横浜F・マリノス(J1)は9日、天皇杯2回戦でHonda FC(JFL)をニッパツ三ツ沢球技場に迎え、2-2で突入したPK戦の末、PK3-5で敗れた。2回戦敗退は1995年以来。過去に何度もJリーグ勢を破ってきた“アマチュアの雄”が今大会もジャイアントキリングを達成した。

 2019年のJ1王者・横浜FMと2019年までJFLを4連覇したHonda FCが激突した一戦。2回戦からの登場となった横浜FMは、直近の公式戦から9人の先発メンバーを入れ替え、負傷明けのDF高野遼や18歳ルーキーのFW樺山諒乃介を起用した。

 昨季に出場枠が狭まったため2年ぶりの天皇杯出場となる横浜FMは、開始からボールを握ってゲームを進める。しかし、思うようにチャンスを作れずにいると、Honda FCが先にスコアを動かした。

 前半27分、FKの流れからPA内右のFW児玉怜音が高野に手を使って倒され、PKを獲得する、同28分にPKキッカーを務めたのはキャプテンのGK楠本祐規。滑りながらも右足で放ったシュートが豪快にゴール左上に突き刺さり、J1チームを相手に貴重な先制点を奪った。

 横浜FMは失点後に何度かゴールへ迫ったものの、GK楠本を中心としたHonda FCの守備をこじ開けられず。前半は1点ビハインドで終了となった。

 このままでは終われない横浜FMは、ハーフタイム明けからさらに前への圧力を強める。後半4分、右サイドからFW水沼宏太が正確なクロスを送り、ファーの樺山が至近距離からヘディングシュート。しかし、GK楠本のビッグセーブで同点とはならない。

 その後、3日前のルヴァン杯POステージ第1戦・札幌戦(△1-1)に出場していたMFマルコス・ジュニオールら主力組を一気につぎ込むと、後半25分にようやくゴールを奪った。

 左サイドの高野からのスルーパスにM・ジュニオールが走り込み、PA内左から折り返す。滑り込んだFWレオ・セアラには合わないが、大外のFWエウベルが右足で蹴り込んだ。

 追い付かれたHonda FCは後半24分に左CKの流れからFW崎山誉斗がネットを揺らすも、オフサイドで勝ち越しゴールは幻となる。同28分には横浜FMのエウベルがPA内右から打ったシュートが右ポストを叩くなど、エキサイティングな展開が続く。それでも互いに2点目を奪えず、1-1で延長戦に突入した。

 Honda FCを押し込む横浜FMは延長前半12分に逆転ゴールを奪う。PA内右からエウベルがグラウンダーのパスを送り、レオ・セアラが滑りながら押し込んだ。しかし、Honda FCも延長後半1分、左サイドからのクロスをFW岡崎優希が左足で蹴り込み、すぐさま同点に追い付く。横浜FMは同14分にPK戦を見据え、GK梶川裕嗣に代えてGK高丘陽平を投入すると、そのまま2-2で延長後半終了となった。

 PK戦は先攻のHonda FCが5人成功した一方、後攻の横浜FMは1人目のDFチアゴ・マルチンスが失敗。PK5-3でHonda FCが3回戦に駒を進めた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
●第101回天皇杯特集ページ
●[天皇杯]2回戦1日目 スコア速報

TOP