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「いつも苦戦する大分」との決勝…浦和ロドリゲス監督が“大一番”に闘志「阿部勇樹に天皇杯を掲げてもらえるように」

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浦和レッズリカルド・ロドリゲス監督

[12.12 天皇杯準決勝 浦和 2-0 C大阪 埼玉]

 頂点まで、あと一つ。浦和レッズを率いるリカルド・ロドリゲス監督は一週間後の大一番に向けて意気込みを示した。

 C大阪との準決勝は「簡単な試合にはならなかった」。前半29分にDF宇賀神友弥の先制点で優位に試合を進めながらも、なかなか追加点を奪えず。しかし、守備陣が踏ん張って失点せずに終盤を迎えると、後半44分にMF小泉佳穂がダメ押しゴールを叩き込み、2-0の完封勝利で3大会ぶりの決勝進出を決めた。

「全体的に見ると、すごく良かった試合とは言えないが、全体的に我々がやるべきことをしっかりできた試合だったと思う」

 決勝の相手は、J1王者・川崎FをPK戦の末に下した大分。今季のJ1リーグでは、ホームで対戦した第11節は終盤の2発で3-2の逆転勝利を収め、アウェー戦の第22節はゴールをこじ開けられずに0-1の完封負けを喫した。

「大分は非常に難しい相手。リーグ戦ではかなり苦戦し、ホームでは何とか逆転して勝ち切れたが、アウェーでは負けてしまった。なかなか簡単にさせてくれない。いつも苦戦するチームという印象がある」

 大分への警戒を強めつつ、絶対に負けられないと闘志を燃やす。「シーズンを長いこと戦ってきて、数少ないチームの一つになれた。浦和レッズという名前がアジアの舞台で返り咲けるように、そのためにも天皇杯決勝で勝つ。阿部勇樹に天皇杯を掲げてもらえるように、チーム一丸となって戦っていきたい」。今季限りでの現役引退を表明しているキャプテンにカップを掲げてもらい、アジアの舞台への返り咲きを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
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