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明日天皇杯決勝!! 西川が感じた「状況は似ている」古巣との頂上決戦

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浦和レッズGK西川周作

 翌日に古巣と対戦する大一番が控えている。浦和レッズGK西川周作は「気持ちがより強い方が勝つと思う」と気合いを入れ直した。

 12日に行われた天皇杯準決勝C大阪戦。前半29分にDF宇賀神友弥の得点で先制すると、西川を中心とした守備陣がC大阪の反撃を許さずに試合を進める。後半44分にはMF小泉佳穂のダメ押しゴールが生まれ、2-0の完封勝利を収めたチームは3大会ぶりの決勝へと駒を進めた。

 決勝の相手は、西川が下部組織から育ち、プロデビューを飾った大分。C大阪戦後には、「(決勝の)対戦相手が大分と聞いたとき、これは運命かなと思った。非常に気持ちが昂る相手と決勝の舞台で対戦することはなかなかないことなので、非常に楽しみ」と語っていた。

 古巣との一戦となるだけでなく、「僕自身、テレビで見ていた場所」と語ったように、決勝の舞台となる新国立競技場のピッチには初めて立つ。気持ちが昂る要素は多くあり、戦友たちと臨むラストマッチであることも、その一つだ。今季限りでMF阿部勇樹が現役引退、DF槙野智章と宇賀神が退団するなど、長年、西川とともに屋台骨を支えてきた選手たちがチームを去ることが決定している。

「皆で一つとなり、カップを阿部選手に掲げてもらいたい思いがある」

 そして、大分も「状況は似ているところもある」と感じている。「大分は片野坂(知宏)監督が退任されるので、絶対にカタさんにカップを掲げてもらいたいだろうし、僕たちは阿部選手に掲げてもらいたい。そういう思いが強い者同士がぶつかりあう試合なので、より気持ちが強い方が勝つと思う」。大分は今季限りで片野坂知宏監督が退任するため、有終の美を飾ろうとチーム一丸となって向かってくるだろう。

 泣いても笑っても、このメンバー、スタッフと臨む最後の試合。笑顔のラストを飾るために、最高の準備を整えてピッチへと向かいたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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