beacon

コロナ活動休止明け急仕上げのSC相模原、大学生に完敗「言い訳はしません」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.8 神奈川県サッカー選手権決勝 相模原0-3桐蔭横浜大 ニッパツ]

 複数の選手に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出た影響で、SC相模原が一週間ほど休止していた活動を再開させたのが5月2日のこと。それも10人ほどの再始動で、ベンチ入りした選手の中には試合日前日にようやく合流した選手もいた。「言い訳はしません」。高木琢也監督はそう何度も繰り返したが、その影響があったことは誰の目にも明らかだった。

 しかしアマチュアに負けたという事実を受け入れ、反省しなければいけない。高木監督が課題として挙げたのは「メンタルの部分」。ハーフタイムには「焦るな」「あと45分ある」と選手たちに言い聞かせたというが、「2点目、3点目を取られてバタバタ」。特に3点目を取られた場面の前にDF藤原優大を最前線に上げていたが、これは選手たちが指示を勘違いしたことによるものだったという。「言い訳にはしませんが、練習の足りなさ、今日も暑かったですし、頭の温度が上がり過ぎていた」。

 この敗戦を引きずるわけにはいかない。来週末には2節延期となっていたリーグ戦が再開することになる。指揮官は「コロナの影響はあったとは思うが、全く関係ない」と改めて話すと、「リーグ戦ではこんなゲームをしてはいけない。立て直さないといけない」と言葉に力を込めた。

(取材・文 児玉幸洋)

●第102回天皇杯特集ページ

TOP