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天皇杯初ドロワーの川口能活氏、“疑惑解消”に一安心「ボールは常温でした」

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川口能活

 日本サッカー協会(JFA)は15日、第102回天皇杯準々決勝以降の組み合わせ抽選会を行った。すでに前回王者の浦和レッズ、現在Jリーグ上位の川崎フロンターレと横浜F・マリノスが敗退した波乱の大会。現在J1リーグ2位で本命とみられる鹿島アントラーズは準々決勝でヴィッセル神戸との対戦が決まった。

 その他、準々決勝のカードはアビスパ福岡ヴァンフォーレ甲府京都サンガF.C.東京ヴェルディまたはジュビロ磐田セレッソ大阪サンフレッチェ広島に決まった。(※新型コロナウイルスの影響により未消化の4回戦・東京V対磐田は7月20日に味の素スタジアムで開催)

 ドロワーを務めた元日本代表の川口能活氏は鹿島対神戸、C大阪対広島のJ1リーグ対決を注目カードに挙げた一方、流通経済大の指揮官を務める中野雄二天皇杯実施委員長は、一昨季同大でコーチを務めたチョウ・キジェ氏率いる京都と同大出身のMF満田誠が主軸を担う広島のインテンシティを高く評価。「台風の目になる」と指摘した。また中野委員長は司会の播戸竜二氏、川口氏に「今からでも大学に入学してもらって、来年の天皇杯を一緒に目指せれば(笑)」と思わぬスカウトを切り出す一幕もあった。

 また抽選会では川口氏が「天皇杯(の優勝)に縁のなかった自分がドロワーを務めさせていただけることを嬉しく思います」と述べつつ、「ボールが温かいのか、冷たいのか、疑惑がないと信じて引きます」と抽選操作にまつわる世界共通の“都市伝説”に冗談まじりに言及。大役を務めた後には「準々決勝からいきなり強豪同士の組み合わせになり、責任を感じた」と苦笑いで振り返りつつ、「ボールは常温でした」とホッとした様子で話した。

【準々決勝】
9月7日(水)
[a]福岡 vs 甲府
[b]神戸 vs 鹿島
[c]京都 vs 東京Vor磐田
[d]C大阪 vs 広島

【準決勝】
10月5日(水)
[a]の勝者 vs [b]の勝者
[c]の勝者 vs [d]の勝者

【決勝】
10月16日(日)
[日産ス]

●第102回天皇杯特集ページ

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