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伊藤敦樹が延長V弾!!浦和が関西大に苦戦も3回戦へ

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延長前半15分にMF伊藤敦樹のV弾で浦和が3回戦に勝ち上がった

[6.7 天皇杯2回戦 浦和1-0(延長)関西大 駒場]

 浦和レッズが天皇杯2回戦で関西大(大阪府代表)を延長戦の末に1-0で退けた。7月12日に行う3回戦では、モンテディオ山形と対戦する。

 序盤から押し込んだのは関西大だった。MF三木仁太(2年=G大阪ユース)やMF吉永陸人(3年=比叡山高)が中盤でゲームを組み立て、FW西村真祈(4年=C大阪U-18)やFW百田真登(4年=関大一高)がゴール前で圧力をかける。

 しかし前半14分の三木の浮き球パスから百田が抜け出しかけた場面でDFにしっかりと詰められるなど、決定的な場面を作らせてもらえない。

 個の技術で上回る浦和も精度の高いカウンターを披露するが、フィニッシュの精度を欠く。前半15分にエリア内右からMFダヴィド・モーベルグが狙ったシュートも、GK山田和季(2年=近江高)の落ち着いたセーブに防がれた。

 試合はスコアレスで後半に突入。互いに10分過ぎから交代枠を使い、ゲームを動かしにかかる。関大はMF真田蓮司(1年=東山高)と、3日の湘南ベルマーレの試合でフル出場していたDF高橋直也(4年=G大阪ユース/湘南内定)を同時投入。浦和もMF明本考浩らを投入する3枚替えを行った。

 試合は終盤にかけて浦和がボールを保持して、関大ゴールに圧力をかけ続ける。しかし後半25分のDF大畑歩夢の左クロスを合わせたMFブライアン・リンセンのヘッドはGKがキャッチ。同40分にはMF大久保智明が右サイドからドリブルでカットイン。左足で巻くようにしてゴールを狙うが、シュートは枠外に外れた。

 90分では決着がつかずに延長戦に突入。そして延長前半も終えようかとしていた15分、ついにスコアが動く。左サイドから崩した浦和は、DF荻原拓也のクロスから明本がシュート。GKに防がれるが、こぼれ球をMF伊藤敦樹が難なく蹴り込んで先制に成功した。

 関大は延長に入ってから真田が負傷交代を余儀なくされるなど、アクシデントに見舞われる。追いかける展開になっても、流石に守備を固めた浦和を崩すことが出来ず。大学生の挑戦は、健闘むなしく惜敗に終わった。

(取材・文 児玉幸洋)
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