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[MOM1080]筑波大GK佐藤瑠星(4年)_好セーブ連発!さいたまダービー勝利に浦和GKチームから早速メッセージ届く

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GK佐藤瑠星(4年=大津高/浦和内定)が大宮を無失点に封じた

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.25 天皇杯1回戦 大宮0-1筑波大 NACK5]

 ゴールを守るという気迫が、確実に相手を上回っていた。1点リードで折り返した後半、筑波大RB大宮アルディージャの猛攻を受けてしまう。それでも後半16分のオリオラ・サンデーのカットインからのシュートをビッグセーブで防ぐなど、GK佐藤瑠星(4年=大津高/浦和内定)が最後の砦として立ちはだかった。

 復帰2戦目でのハイパフォーマンスでもあった。佐藤は今春に帯同した浦和レッズのキャンプで左手複数個所を骨折。約3か月の離脱を余儀なくされた。そして復帰戦となった先週末の関東大学リーグの東京国際大戦では2失点。今季の初黒星を喫するゲームになってしまっていた。

 たださすがの修正力。「関東リーグとは別の大会で、ボールも変わりましたし、2試合目で難しい状況だったんですけど、これまでの経験とか準備してきたことを、100%出せて本当に良かったと思います」。会心の勝利に笑顔が弾けた。

 そしてこの日は何より、“さいたまダービー”の意識を十分にして戦っていた。RB大宮との対戦が決まったあとも浦和の練習に参加する機会があったが、「絶対勝てよと。特にGKチームに言われていた」という。試合後には早速、「勝利おめでとうって。牲さん(牲川歩見)から来て、周さん(西川周作)も反応してくれた」とメッセージが届いたことを明かした。

 快進撃を再び。昨年度は佐藤の大活躍もあって町田を破る波乱を演じた筑波大だが、3回戦で柏に敗退した。チームとしては当然、昨年を上回ることを目標にしている。佐藤も「まだ1回戦を勝ったばかり」と気を引き締めると、「行けるところまで行きたいなと思います」と力を込めた。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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