RB大宮ジャイキリの千金ヘッド!筑波大MF廣井蘭人は前日に落ちた“雷”に気持ち新た「汚名返上出来てよかった」
[5.25 天皇杯1回戦 大宮0-1筑波大 NACK5]
筑波大に値千金のゴールが生まれたのは前半40分、右サイドから切り込んだDF布施克真(1年=日大藤沢高)がクロスを上げると、ゴール中央に入っていたMF廣井蘭人(3年=帝京長岡高)がヘディングで合わせる。ファーサイドでFW内野航太郎(3年=横浜FMユース)がDFを引き付けた前に入るポジショニングも光る得点シーンだった。
「何か考えていたわけではないけど、これは来るなと思った。ウッチー(内野)がいるとDFがウッチーのところに集まるはそうなので、それを上手く利用できたかなと思います。ヘディングはたまたま。運が良かったと思います」
前日に落ちた“雷”に気持ちを改めていた。「前日に小井土さん(監督)に20分くらい説教を受けた。最近調子乗ってんじゃねーぞと。あそこまで怒られたのは初めてだった」。ただそれは「期待」にも感じたという。試合後には「(小井土さんに)お前はいい選手だと言われました」とはにかむと、「汚名返上出来てよかった。倍嬉しかったです」と達成感に浸った。
この日は憧れとの再会の場にもなっていた。RB大宮アルディージャに所属するMF谷内田哲平は、帝京長岡高の先輩。ちょうど入れ替わりの世代だが、廣井自身、谷内田らが活躍する姿に憧れて、高校に進学した。廣井が交代したあとに谷内田が登場したためにマッチアップとはならなかったが、「哲くんは褒めてくれた。たくさん会話をしました」と旧交を温めた。
そしてサッカー専用スタジアムで、途絶えることのない声援に包まれた中でプレーする環境に決意を新たにした。「大宮さんからしたらこれが日常かもしれないけど、プロサッカー選手はいいな、なりたいなと思いました」。2005年の早生まれで、今秋のU-20W杯、さらに2028年のロサンゼルス五輪世代に入る左利きのファンタジスタは、筑波大の快進撃を牽引することで未来の扉を開く。
(取材・文 児玉幸洋)
●第105回天皇杯特集
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筑波大に値千金のゴールが生まれたのは前半40分、右サイドから切り込んだDF布施克真(1年=日大藤沢高)がクロスを上げると、ゴール中央に入っていたMF廣井蘭人(3年=帝京長岡高)がヘディングで合わせる。ファーサイドでFW内野航太郎(3年=横浜FMユース)がDFを引き付けた前に入るポジショニングも光る得点シーンだった。
「何か考えていたわけではないけど、これは来るなと思った。ウッチー(内野)がいるとDFがウッチーのところに集まるはそうなので、それを上手く利用できたかなと思います。ヘディングはたまたま。運が良かったと思います」
前日に落ちた“雷”に気持ちを改めていた。「前日に小井土さん(監督)に20分くらい説教を受けた。最近調子乗ってんじゃねーぞと。あそこまで怒られたのは初めてだった」。ただそれは「期待」にも感じたという。試合後には「(小井土さんに)お前はいい選手だと言われました」とはにかむと、「汚名返上出来てよかった。倍嬉しかったです」と達成感に浸った。
この日は憧れとの再会の場にもなっていた。RB大宮アルディージャに所属するMF谷内田哲平は、帝京長岡高の先輩。ちょうど入れ替わりの世代だが、廣井自身、谷内田らが活躍する姿に憧れて、高校に進学した。廣井が交代したあとに谷内田が登場したためにマッチアップとはならなかったが、「哲くんは褒めてくれた。たくさん会話をしました」と旧交を温めた。
そしてサッカー専用スタジアムで、途絶えることのない声援に包まれた中でプレーする環境に決意を新たにした。「大宮さんからしたらこれが日常かもしれないけど、プロサッカー選手はいいな、なりたいなと思いました」。2005年の早生まれで、今秋のU-20W杯、さらに2028年のロサンゼルス五輪世代に入る左利きのファンタジスタは、筑波大の快進撃を牽引することで未来の扉を開く。
(取材・文 児玉幸洋)
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