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[天皇杯]福岡大・永井が実力発揮。水戸を粉砕

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 10日の天皇杯2回戦で総理大臣杯覇者の大学王者・福岡大が、J2水戸ホーリーホックを延長の末3-2で逆転勝ちした。水戸は7日のリーグ戦・甲府戦と比べ4選手が入れ替わっただけと、まずまずのメンバーを組んできたが、福岡大が延長前半7分にエースFW永井謙佑が決勝弾を奪った。

 タレント軍団と称される大学王者の実力は、Jクラブにも通用した。常に先手を取った。前半8分に藤田直之のゴールで先制。1分後に同点にされ、後半10分に逆転されたが、後半25分に高橋祐太郎が同点弾を決めた。そして試合を決めたのはU-20日本代表FWでもある快速ストライカーの永井謙佑だった。

 永井は50mを5秒8で走るスピードスター。昨年はU-19日本代表のエースとして活躍。U-20W杯出場は果たせなかったが、その予選となるAFC・U-19選手権で大会得点王に輝いた。J2福岡の特別指定選手にも選ばれており、すでにリーグ戦に出場している。

 インフルエンザにかかり復帰したばかりの永井だったが、シュート17本のうち自ら7本を放つなど牽引。スポーツニッポンweb版によると、乾監督は「ここ一番で決めてくれるのが永井」と高く評価したという。

 次戦3回戦では、前回大会覇者のG大阪と対戦する可能性が高い。永井は「福岡大らしく、全力で走ってプレッシャーを与えたい」と“世界3位”撃破へ意気込んだ。

(文 近藤安弘)

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