[予選]09年度J撃破の明治大、後半猛攻も本戦出場の夢かなわず
[8・13 天皇杯東京都予選準決勝 町田ゼルビア3-1明治大 西が丘]
2年ぶりの天皇杯出場の夢は叶わなかった。明治大はJFLの強豪・町田ゼルビアを上回るサッカーを展開した時間帯もあったが、常に奪われていたビハインドを追いつくことができずに1-3で敗戦。湘南ベルマーレ、モンテディオ山形を連破した09年度以来となる本戦出場を逃した。
前半は精度の高いカウンター、後半には格上を押し込む力強さも見せた。立ち上がりから相手のパスワークに主導権を握られたチームは後半15分までに2点のリードを献上。それでも前半27分にはSB奥田大二郎(4年=東京Vユース)とMF矢田旭(2年=名古屋U18)のワンツーからPAまでボールを運び、先制された直後の前半43分にはCB吉田啓祐(4年=東京Vユース)から出されたピンポイントのフィードを起点に、対面のDFをかわした矢田の左クロスがFW阪野豊史(3年=浦和ユース)の前に転がる。またMF三田啓貴(3年=F東京U-18)が個人技で相手を外し、MF田中翔太(4年=三菱養和SCユース)が長い距離を走ってゴール前へ飛び込むなど、相手に隙があればゴールを奪うことができる力を示した。
そして0-2となり、攻めるしかなくなったチームは意地を見せる。MF石原幸治(1年=市立船橋高)、SB阿渡真也(3年=鹿島学園高)、MF矢島倫太郎(1年=浦和ユース)の交代出場組が速さや強さといった特長を活かして局面を打開。町田を押し込んで迫力のある攻撃を続けると、後半30分には矢島の好パスから石原が左足シュート。こぼれ球を吉田が左足でゴールへねじ込み1点差とした。
全日本大学選抜としてユニバーシアード出場中のGK高木駿(4年=東京Vユース)、CB丸山祐市(4年=國學院久我山高)、MF宮阪政樹主将(4年=F東京U-18)が不在の中でも格上を押し込んで攻め続けた。だがゲーム主将の田中翔が「プレッシャーはなかったし、0-1、1-2から追いつける感もしていた。でもディフェンスラインの質が大学と違ったし、相手は自分たちのミスを狙って取ってくる」と語った社会人のしたたかなサッカーの前に沈められてしまう。
後半39分、自らのミスからピンチを背負った明大はPAで崩されて致命的な3失点目。意気消沈してしまったチームに2点差を跳ね返す力は残っていなかった。
今年の関東大学1部リーグでは9試合を終えて3勝3分3敗で6位。大学レベルでの実力は間違いなく全国トップクラスだが、MF山田大記やMF小林裕紀(ともに磐田)、FW久保裕一(千葉)らを擁した昨年のような勝負強さに欠けていることを選手たちも自覚している。この日も結果を逆にするチャンスはあっただけに悔やまれるが、切り替えて、そして課題を修正して2年ぶりの大学王者奪還へ。田中翔は「自分たちのストロングポイントを意識したサッカーをしているけれど、昨年のように勝ち切れていない。自分たちで相手にチャンスを与えてしまっている。(残りの公式戦では)勝つサッカーをしなければいけないし、勝つために意思統一したい」と誓っていた。
[写真]追撃ゴールを決めるなど攻守に奮闘した明大・吉田(右)のスライディングタックル
(取材・文 吉田太郎)
2年ぶりの天皇杯出場の夢は叶わなかった。明治大はJFLの強豪・町田ゼルビアを上回るサッカーを展開した時間帯もあったが、常に奪われていたビハインドを追いつくことができずに1-3で敗戦。湘南ベルマーレ、モンテディオ山形を連破した09年度以来となる本戦出場を逃した。
前半は精度の高いカウンター、後半には格上を押し込む力強さも見せた。立ち上がりから相手のパスワークに主導権を握られたチームは後半15分までに2点のリードを献上。それでも前半27分にはSB奥田大二郎(4年=東京Vユース)とMF矢田旭(2年=名古屋U18)のワンツーからPAまでボールを運び、先制された直後の前半43分にはCB吉田啓祐(4年=東京Vユース)から出されたピンポイントのフィードを起点に、対面のDFをかわした矢田の左クロスがFW阪野豊史(3年=浦和ユース)の前に転がる。またMF三田啓貴(3年=F東京U-18)が個人技で相手を外し、MF田中翔太(4年=三菱養和SCユース)が長い距離を走ってゴール前へ飛び込むなど、相手に隙があればゴールを奪うことができる力を示した。
そして0-2となり、攻めるしかなくなったチームは意地を見せる。MF石原幸治(1年=市立船橋高)、SB阿渡真也(3年=鹿島学園高)、MF矢島倫太郎(1年=浦和ユース)の交代出場組が速さや強さといった特長を活かして局面を打開。町田を押し込んで迫力のある攻撃を続けると、後半30分には矢島の好パスから石原が左足シュート。こぼれ球を吉田が左足でゴールへねじ込み1点差とした。
全日本大学選抜としてユニバーシアード出場中のGK高木駿(4年=東京Vユース)、CB丸山祐市(4年=國學院久我山高)、MF宮阪政樹主将(4年=F東京U-18)が不在の中でも格上を押し込んで攻め続けた。だがゲーム主将の田中翔が「プレッシャーはなかったし、0-1、1-2から追いつける感もしていた。でもディフェンスラインの質が大学と違ったし、相手は自分たちのミスを狙って取ってくる」と語った社会人のしたたかなサッカーの前に沈められてしまう。
後半39分、自らのミスからピンチを背負った明大はPAで崩されて致命的な3失点目。意気消沈してしまったチームに2点差を跳ね返す力は残っていなかった。
今年の関東大学1部リーグでは9試合を終えて3勝3分3敗で6位。大学レベルでの実力は間違いなく全国トップクラスだが、MF山田大記やMF小林裕紀(ともに磐田)、FW久保裕一(千葉)らを擁した昨年のような勝負強さに欠けていることを選手たちも自覚している。この日も結果を逆にするチャンスはあっただけに悔やまれるが、切り替えて、そして課題を修正して2年ぶりの大学王者奪還へ。田中翔は「自分たちのストロングポイントを意識したサッカーをしているけれど、昨年のように勝ち切れていない。自分たちで相手にチャンスを与えてしまっている。(残りの公式戦では)勝つサッカーをしなければいけないし、勝つために意思統一したい」と誓っていた。
[写真]追撃ゴールを決めるなど攻守に奮闘した明大・吉田(右)のスライディングタックル
(取材・文 吉田太郎)



