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鹿島は延長戦にもつれ込むも野沢弾で富山を下す

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[11.16 天皇杯3回戦 鹿島2-1(延長)富山 カシマ]

 前回王者鹿島アントラーズカターレ富山に2-1で勝利し、4回戦進出を決めた。前半28分にFW興梠慎三のゴールで先制したものの、同42分には失点を喫し、追いつかれた。試合は15分ハーフの延長戦にもつれ込んだが、延長前半11分にMF野沢拓也が決勝点となるゴールを決め、2-1で逃げ切った。

 ナビスコ杯では優勝したもののリーグ優勝の可能性が消え、なんとか天皇杯のタイトルが欲しい鹿島だったが、J2勢に苦しめられた。前半20分、まさかのアクシデントが発生。セットプレーからの競り合いでDF中田浩二が負傷し、DF昌子源との交代を余儀なくされた。しかし同28分に興梠がシュートを決め、1-0と先制に成功した。興梠の決めたゴールを守りきりたいところだったが、痛恨の失点を喫してしまう。前半42分、セットプレーのこぼれ球から展開されると、最後はMF大西容平のクロスからDF福田俊介にシュートを決められてしまった。前半を1-1で折り返した。

 後半に入り、FW大迫勇也らを中心に積極的にシュートを狙うが1点が奪えない。流れを変えようと後半36分には、昌子に代えてFW田代有三を投入。SBで先発していたDF新井場徹がCBに回り、右SBにMF柴崎岳が入った。

 引き続き大迫や田代がPA内へ仕掛けるも決定的な場面をつくることはできず、試合は1-1で15分ハーフの延長戦にもつれ込んだ。延長開始と同時に、DFアレックスに代えて、MF本山雅志をピッチへ送り出す。この交代でMFフェリペ・ガブリエルが左SBへ回った。本山が中盤で起点をつくり、2度目のリードをめざす。徐々に富山の選手の足が止まり始めると、試合は完全に鹿島ペースへ。そして延長前半11分、野沢のシュートがゴールネットを揺らした。これが決勝点となり、鹿島が2-1の勝利。3回戦を突破した鹿島は、12月17日に行われる4回戦で京都と対戦する。


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