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3人協力プレイならではの波乱…世界8強Mayagekaがウイイレ東京予選で敗退

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Mayageka率いる「まやげかーる With えーた」は準決勝で敗退

 第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」(茨城国体)の文化プログラムとして行われる「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」のウイニングイレブン東京都代表決定戦が開催され、年齢制限なしの「オープンの部」ではチーム「あんブルー」が優勝した。3人協力プレイのCO-OPモードならではとも言える波乱が相次ぎ、ウイイレ世界一を決める「PES LEAGUE WORLD FINAL」で日本代表として3年連続ベスト8入りした「Mayageka」率いるチーム「まやげかーる With えーた」も準決勝で敗退した。

 チーム「パスが大事」と対戦した準決勝は先制に成功し、終始、試合を優位に進めながらアンラッキーな形で同点に追いつかれると、後半終了間際に決勝点を決められ、1-2の逆転負けを喫した。Mayagekaは「不運な形で失点したけど、追加点を取れなかったことが敗因」と結果を受け止めた。

 もう一人のプロ選手である「うでぃ」擁するチーム「マイクラブ4兄弟」も準決勝で「あんブルー」に敗れ、決勝は伏兵同士の対決に。モナコを使用し、見事に東京予選を制したあんブルーについてMayagekaは「今大会で一番やることが明確だった。(モナコは)両ウイングに速い選手、中央にデカい選手がいて、こういうサッカーをしようというのが3人で共有できていた」と称えた。

 1v1では日本トップの実力を誇るMayagekaだが、やはりCO-OPモードは勝手が違うようで、「それぞれが1v1の意識でやってしまうと、3人ともボールに行ったり、3人とも裏をケアしたりしてしまう。チームリーダーの自分がもっと声を出すべきだった」と反省。一人ひとりのスキルは高くても、3人の息が合わなければ、その力も出し切れない。実力者をそろえたチームが相次いで敗退し、「1v1の大会ではなかなかこういうことは起こらない」と、CO-OPモード特有の展開に悔しさをにじませた。

(取材・文 西山紘平)

●茨城国体 全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019ウイニングイレブン(ウイイレ)部門

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