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「eFootball™」第3回全国都道府県対抗eスポーツ選手権「高校生の部」は東京、「オープンの部」は熊本が制す!

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 全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021 MIEの「eFootball™部門」は16、17日に「高校生の部」「オープンの部(年齢制限なし)」の決勝トーナメントを行った。「高校生の部」は東京都代表のルネサンス高が、「オープンの部(年齢制限なし)」は熊本県代表が優勝した。

 2019年の茨城大会、20年の鹿児島大会に続く3度目の舞台は、昨年に続きオンラインでの開催となった。1チーム2人で、試合は1vs1モードを2試合実施。合計スコアが高いチームが勝利。両部門ともに、全国の地域6ブロックと開催地・三重県の代表8チームが16日にグループリーグを行い、上位2チームが17日の準決勝に進出した。

「高校生の部」のベスト4には、第一学院高(茨城)、岡豊高(高知)、ルネサンス高(東京)、苫小牧工業高専(北海道)が揃う。準決勝第1試合は、第一学院と岡豊が対戦。1人目と2人目の対戦合計が4-4となり、そのまま延長戦へ。第一学院が3-0で勝利し、決勝進出を決めた。

 準決勝第2試合では、苫小牧工業高専とルネサンスが対戦する。ルネサンスは1人目が0-1で敗れるものの、2人目のkiseが相手を圧倒。8-0で勝利を飾り、2試合合計8-1で決勝進出を決めた。

「高校生の部」の決勝は、第一学院とルネサンスの関東ブロック代表対決となった。第一学院はAsuriNとるこるのコンビで、ルネサンスはkiseとrabbitのコンビ。1人目は、るこるとrabbitの対戦となったが、スコアレスドローに終わる。決着は2人目のリーダー対決に委ねられた。

 第一学院のAsuriNとルネサンスのkiseは、今夏に行われた「第1回全国高校eサッカー選手権大会」の決勝大会出場者8人のうちの2人。全国からのオンライン予選を勝ち抜き、高校生No.1の座をかけて争った実力者だ。同大会では対戦はなかったものの、今回も頂点を巡り、両者が決勝の舞台で相まみえた。

 開始7分にAsuriNが先制ゴールを決めると、その4分後にはkiseも点を取り返す。その後も両者一歩も引かずに、得点を奪い合い、2-2に。前半終了間際にはkiseがPKでゴールを決め、3-2で折り返した。kiseは後半開始5分にもダメ押しの4点目。一方、終了間際にAsuriNが1点を返すが、そのまま試合終了。kiseが4-3で接戦を制し、ルネサンスが「高校生の部」王者となった。

 準優勝となった第一学院。AsuriNはこの大会に懸ける思いを口にしつつ、勝てなかったことに悔しさをにじませる。「来年絶対優勝したい」とリベンジを誓った。

 一方、優勝を成し遂げたルネサンス。試合後のインタビューで、rabbitは「最高です。良かったです」と喜びを謙虚に表現する。また、各大会で好成績を収めてきたkiseは悲願の初優勝。「本当にこの一年、国体優勝を目標に掲げてやってきたので、本当に遂に初めて頂点に立ったので最高です」と語った。

「オープンの部(年齢制限なし)」では、ベスト4に高知県、熊本県、兵庫県、静岡県が出揃った。プロプレーヤーも含まれる高レベルの準決勝は、熊本が高知を8-6で、静岡が兵庫を11-2で破り、決勝進出を決めた。

 決勝に駒を進めた熊本はイヴァン、くまのコンビ。静岡はHinako、カキエルンのコンビが頂点を狙う。1人目は、くまとカキエルンが対戦。しかし「高校生の部」と同じく、こちらもスコアレスで終えた。優勝は、イヴァンとHinakoの一騎打ちで決まることになった。

 試合は前半10分に動く。イヴァンが冷静にゴールを決め、熊本が1-0と先制。しかし、前半25分にスライディングによるファウルで一発退場となり、数的不利に陥ってしまう。前半をしのぎ切り、1-0で後半に折り返す。

 すると、後半5分に数的不利の熊本が追加点。イヴァンは右サイドから切り崩すと、中央への折り返しを押し込んだ。2-0で点差を広げたものの、やはり10人での厳しい状況。同20分には静岡に1点を返される。静岡はHinakoがパスワークで突破を図り、1-2と点差を縮めてみせた。さらにその2分後には再び得点。攻撃を加速させ、2-2の同点に持ち込んだ。

 試合は振り出しに戻ると、後半28分にスコアが動く。熊本はイヴァンが得意の形から右サイドを突破。折り返しを押し込み、3-2と勝ち越した。試合はそのまま終了し、数的不利の熊本が逃げ切り、3-2で優勝が決定した。

 静岡は準優勝。試合後のインタビューで、Hinakoは「非常に申し訳ない」と語る。「練習を2人でやってきたのでここまで来れたけど、最後は自分の爪の甘さが出たと思います」と振り返った。

 一方、優勝した熊本。追いかけられる展開でも、イヴァンは「まだ同点なのでいけるなと。10人でも攻められていたので、1回のチャンスをモノにしようと思っていました」と強気の姿勢を明かす。「これからも頑張っていきます」と喜びを表していた。

以下、決勝トーナメントの結果
【高校生の部】
(10月17日)
・準決勝
第一学院高(茨城) 4-4(延長3-0) 岡豊高(高知)
苫小牧工業高専(北海道) 1-8 ルネサンス高(東京)
・決勝
第一学院高(茨城) 3-4 ルネサンス高(東京)

【オープンの部】
・準決勝
高知県 6-8 熊本県
兵庫県 2-11 静岡県
・決勝
熊本県 3-2 静岡県

●全国都道府県対抗eスポーツ選手権2021 MIE eFootball™部門

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